談話・コメント

中曽根外務大臣談話

ザンビア共和国における大統領補欠選挙の実施について

平成20年11月4日
  1. 我が国は、10月30日(木曜日)にザンビア共和国大統領補欠選挙が平穏かつ円滑に実施され、11月2日(日曜日)に投票の公式結果が発表されたことを歓迎する。また、選出されたルピア・バンダ新大統領に祝意を表する。我が国が派遣した選挙監視団からも、選挙が全般的に平穏に秩序立って実施されたとの報告を受けている。
  2. ムワナワサ大統領の急逝という悲しみを乗り越え、新しい大統領を平穏かつ適切な手続きによって選出したザンビア政府及び国民の努力を、ザンビアにおける民主化及びグッドガバナンスの進展を示すものとして評価したい。
  3. 我が国は、ルピア・バンダ新大統領の下で、ザンビアが民主主義の下で更なる発展を遂げ、南部アフリカ地域の安定に貢献することを強く期待するとともに、ザンビアのこうした努力を引き続き支援していく考えである。

【参考】

(1)各候補の得票数及び得票率は以下のとおり(最高裁判所長官が発表)。

(イ)ルピア・バンダ(複数政党制民主主義運動(MMD)) 718,359票(40.09%)

(ロ)マイケル・サタ(愛国戦線(PF)) 683,150票(38.13%)

(ハ)ハカインデ・ヒチレマ(統一民主連盟(UPND)) 353,018票(19.70%)

(ニ)ゴッドフリー・ミヤンダ(遺産党(HP)) 13,683票(0.76%)

(総有権者数:約400万人、投票者数:約179万人、有効票数:約177万票、投票率:45.43%)

(2)新大統領の就任式は11月2日に実施され、我が国からは三田村秀人駐ザンビア大使が出席した(同国憲法上、新大統領の発表から24時間以内に実施する定め)。

(3)我が国による支援

(イ)我が国は、民主的かつ公正な投票実施のため、選挙に必要な資機材の調達(投票所用テント、投票所用ランタン、投票用紙等)のため、約120万ドル(約1億3560円)の緊急無償資金協力を実施した。

(ロ)我が国は、10月30日に5名から成る選挙監視団を派遣し、ルサカ州において選挙監視活動を実施した。

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