談話・コメント

外務報道官談話

ケニア大統領選挙後の情勢について

平成20年1月30日
  1. 我が国は、ケニアの政治的危機を打開すべく、与野党間の交渉が開始されたことを歓迎すると共に、右交渉開始を導いたコフィ・アナン氏他アフリカ連合著名人パネルの代表団による仲介努力を高く評価する。
  2. 我が国は、多数の犠牲者を出している暴力を非難する。ケニアの政治指導者達が交渉において暴力を止めるための方策を最優先で取り上げることを求める。
  3. 我が国は、引き続きケニアの情勢を注視しつつ、国際的調停努力を支持し、これに協力していく。

【参考1】

 ケニアでは2007年12月27日に大統領選挙・国会議員選挙が実施され、ケニア選挙管理委員会は30日にキバキ現職大統領が当選した旨発表、その直後に同大統領就任式典が行われた。これに対しオディンガ野党ODM(オレンジ民主運動)候補側は右結果を不服として集計作業のやり直しを訴え、国内各地で混乱が発生。これまでに死者800人以上、国内避難民約25万人、被災民約50万人が発生。
 1月4日、我が国は、国内避難民に対する人道的支援を目的に、医療、水・食糧等の支援を行っている赤十字国際委員会(ICRC)を通じて総額20万ドルを拠出することを決定した。

【参考2】アフリカ連合著名人パネルの代表団メンバー

このページのトップへ戻る
外務報道官談話 | 平成20年談話 | 目次へ戻る