談話・コメント

町村外務大臣談話

第4回六者会合における共同声明の採択について

平成17年9月19日
  1. 今回の第4回六者会合において、六者会合が達成すべき最終的な目標を示す共同声明に合意できたことを歓迎する。また、この合意に至る関係国の努力、とりわけ議長国としての調整の任に当たった中国の努力を高く評価している。
  2. 北朝鮮の核問題の平和的解決は、我が国の安全保障上の喫緊の課題である。今回、北朝鮮が、全ての核兵器及び既存の核計画の検証可能な放棄にはじめて約束したことは、今後、六者会合を通じて、朝鮮半島の非核化を実現する上での重要な基礎となるものである。我が国は、今般の北朝鮮の決断を重く受け止めるとともに、関係六者が今回の合意を迅速且つ着実に実行に移していくことが大事であり、そのために引き続き建設的に対話を進める必要があると考えている。
  3. 朝鮮半島の非核化実現までの道のりには困難はあろうが、我が国としては、北東アジアの平和と安定という共通目標の達成に向け、引き続き関係各国と緊密に協調を図りつつ、最大限努力していく考えである。
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