談話・コメント

町村外務大臣談話

カディルガマール・スリランカ民主社会主義共和国外務大臣の暗殺事件について

平成17年8月13日
  1. わが国は、8月13日(土曜日)にスリランカのコロンボで発生したカディルガマール・スリランカ民主社会主義共和国外務大臣暗殺事件に関し、深い悲しみと、このような行為に対する強い非難を表明する。
  2. わが国は、スリランカ和平プロセスを積極的に支援するとともに、カディルガマール大臣を同プロセスを推進する中心人物の一人として高く評価してきた。スリランカ政府及びスリランカ国民に対し、心から哀悼の意を表したい。
  3. 今回の事件を受けて、スリランカ和平プロセスに向けた動きが妨げられることのないよう、全ての関係者の冷静な対応を強く希望する。

(参考1:同暗殺事件の概要)

 8月13日、日本時間午前1時~2時(現地時間8月12日午後10時~11時)にかけて、公式行事から公邸に戻ったカディルガマール外相は、何者かに狙撃され頭部及び胸部に銃弾を受け、その後、国立病院に搬送され、緊急治療を受けたものの、治療の甲斐なく、日本時間午前3時15分に死亡した。

(参考2:カディルガマール外務大臣)

 73歳。弁護士出身の少数民族タミル人。1994年から2001年までクマーラトゥンガ大統領率いる人民連合(PA)が与党であった時期に外務大臣として主要な役割を果たした。2001年12月の総選挙でPAが野党となって以降は、「ク」大統領の外交顧問に就任、大統領と外部とのコンタクト役を務めていたが、2004年4月の総選挙で「ク」大統領率いる統一人民自由連合(UPFA)が与党となり、再び外務大臣に就任した。

(参考3:スリランカ和平プロセス)

 スリランカでは、約20年に亘り、多数派シンハラ人と少数派タミル人との間で民族紛争が発生し、これまでに約6万5千人が犠牲となった。わが国は、2002年2月のスリランカ政府とLTTEとの停戦合意を受けて、明石元国連事務次長を「スリランカにおける平和構築及び復興・復旧担当の政府代表」(Representative of the Government of Japan on Peace-Building, Rehabilitation and Reconstruction)に任命するとともに、昨年3月に第6回和平交渉を開催、同年6月には「スリランカ復興開発に関する東京会議」(The Tokyo Conference on Reconstruction and Development of Sri Lanka)を開催する等スリランカ和平プロセスを積極的に支援している。

(参考4:わが国からの弔電発出)

 8月13日、小泉総理大臣よりクマーラトゥンガ大統領及びラージャパクサ首相に対し、また、町村大臣よりワルナパーラ外務副大臣に対し、弔意メッセージを発出した。

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