平成17年9月8日
(参考)
(1)セヴァン元事務次長(OIP: Office of the Iraq Programme担当):イラク政府により同次長に割り当てられた石油をアフリカ中東石油会社(AMEP)に売却することによって、同計画から不当な個人的利益を得ていた容疑。
(2)アレクサンダー・ヤコブレフ国連事務局調達官:1996年、同計画の石油検査会社入札に当たって、入札情報と引き替えに一企業から贈賄を得ようと働きかけていた容疑。米司法当局により既に逮捕されている。
(1)安保理は、国連が重要分野への関与を決定する際に、各計画の目的及び基準を明確に示すべし。また、計画の執行は事務局及び適切な機関に、報告義務を明確にした上で委任すべし。
(2)(国連事務総長の行政管理職責を軽減させるため)「首席執行責任者(COO: ChiefOperating Officer)」を設置すべし。
(3)強力な「独立監査委員会」を設置すべし。
(4)二機関以上にまたがる計画においては、効果的な調整を当初より確保すべし。