本10日午後5時35分より約45分間,野田佳彦内閣総理大臣は,実務訪問賓客として来日中のマイケル・チルフヤ・サタ・ザンビア共和国大統領(H.E. Mr. Michael Chilufya Sata, President of the Republic of Zambia)と総理官邸において首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 野田総理より,東日本大震災に際してのお見舞いに改めて謝意を表するとともに,ザンビアにおける民主主義の定着とサタ大統領の就任を祝し,今回のサタ大統領の来日を契機に,日本とザンビアの二国間関係を前進させたい旨述べました。また,野田総理より,特に着実な経済成長を遂げているザンビアへの日本企業の進出を促進すべく,そのための方途を両国間で議論していきたい旨述べました。これに対し,サタ大統領より,投資促進への取り組みへの賛同が示されるとともに,両首脳は,特に経済分野において協力関係を強化することで一致しました。また,野田総理より,首脳会談の前に両国外相が交換公文に署名した有償資金協力「カズングラ橋建設計画」が,ザンビアのビジネス環境改善に加え,南部アフリカ地域の経済活性化に資することを期待する旨述べました。
- 両首脳は,第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)の成功に向け引き続き協力することで一致するとともに,国際場裡における協力等についても意見交換を行いました。