総理大臣

日・フィンランド首脳会談

平成24年9月3日

  • (写真)フィンランド共和国のユルキ・カタイネン首相と握手する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)
  • (写真)日・フィンランド首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)

 本3日(月曜日)午後5時30分から約30分間、野田佳彦内閣総理大臣は、来日したユルキ・カタイネン・フィンランド共和国首相(H.E. Mr. Jyrki KATAINEN, Prime Minister of the Republic of Finland)と首相官邸において会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
     冒頭、野田総理から、カタイネン首相の来日を歓迎するとともに、着実に復興した日本の現状を是非よく見て欲しい旨述べました。これに対し、カタイネン首相は、野田総理の下、震災から一年あまりで成し遂げた復興に感嘆するとともに、今回、首相として訪日できて大変嬉しい旨述べました。

  2. エネルギー、原子力安全
     野田総理より、日・フィンランド間でエネルギー分野での協力を進めていく潜在性は高く、中でも省エネ、再生可能エネルギーでのフィンランドとの交流が重要である旨述べました。
     これに対し、カタイネン首相より、二国間関係は良好であり、省エネや再生可能エネルギーでの協力はもちろん、原子力安全の分野でも引き続き日本との協力を期待する旨述べました。
     これに対し、野田総理より、日本におけるエネルギーミックスに関する国民的議論について説明するとともに、原子力安全の向上に日本としても貢献していきたい、その一環として12月に福島県にて「原子力安全に関する福島閣僚会議」を開催する予定である旨述べ、同会議へのフィンランドからの出席を要請しました。

  3. 日EU・EPA
     野田総理より、二国間経済関係のさらなる発展への期待を表明し、日EU・EPAの早期交渉開始に関して協力を要請しました。これに対して、カタイネン首相より、日EU・EPAの早期交渉を強く支持する旨述べました。

  4. その他
     両首相は、その他、アジア太平洋情勢やロシアとの関係、国際場裡での協力について意見交換しました。また、カタイネン首相より、日本の北極評議会オブザーバー資格申請への支持が表明されました。
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