(写真提供:内閣広報室)
10月30日(土曜日)、14時15分から約30分間、ASEAN関連首脳会議に出席するためにハノイを訪問中の菅総理は、キー・ニュージーランド首相と会談したところ、概要は以下のとおりです。
- 両首脳は、長きにわたって良好な日ニュージーランド関係を更に発展させ、幅広い課題について協力を強化していくことで一致しました。キー首相からは、日ニュージーランド両国の経済は相互補完的であるとした上で、日本との経済関係を強化することに関心が示されました。
- 菅総理から、横浜APECでは、地域経済統合と経済戦略に焦点を当てて具体的成果を出したいので協力をお願いする、来月の貴首相の来日をお待ちしている旨述べました。これに対し、キー首相から、APECの際の訪日を楽しみにしている旨応答しました。
- 経済連携に関し、菅総理から、TPP協定交渉等への参加を検討しており、国内で議論を進めている、TPPの原参加国であるニュージーランドと緊密に情報交換していきたい旨述べました。これに対し、キー首相からTPPをめぐる現状について説明の上、日本の参加を期待している旨応答しました。
- また菅総理は、2012年5月に第6回太平洋・島サミットを開催予定であり、太平洋島嶼国地域の安定のためにもニュージーランドと緊密に協力していきたい旨述べました。
- キー首相から、来年ニュージーランドでラグビー・ワールドカップが開催される機会に是非訪問していただきたい旨述べました。これに対し、菅総理は、招請に謝意を表した上で、時間が許せば訪問してみたい旨応答しました。総理からは、日本のラグビー・ナショナルチームの監督はニュージーランド人である、日本が2019年にワールドカップを主催する際には是非日本を訪問して欲しい旨述べました。