総理大臣

ユヌス・グラミン銀行総裁による菅総理表敬(概要)

平成22年7月20日

  • (写真)ユヌス・グラミン銀行総裁による菅総理表敬
    (写真提供: 内閣広報室)
  • (写真)ユヌス・グラミン銀行総裁による菅総理表敬
    (写真提供: 内閣広報室)

本20日(火曜日),14時から約20分間,菅直人総理大臣は,ユヌス・グラミン銀行総裁(Mr. Muhammad Yunus, President of Grameen Bank)の表敬を受けました。

  1. ユヌス総裁は,冒頭,3年前の訪日時以来の菅総理との再開を喜び,同氏が提唱する「ソーシャル・ビジネス」の考え方を改めて説明しました。更に,同氏が今回訪問を行った福岡での意見交換を通じ,ソーシャル・ビジネスについては,国ができないところを,ビジネスの形態をとりながら行い,利潤が目的ではなく持続可能性に着目するものである,更に雇用創出効果に期待が持てると考えており,菅総理が提唱する「第三の道」に通じるものである旨述べました。これに対し,菅総理より,共鳴できる考え方であり,自分も「第三の道」を通じた雇用創出が重要と考えている旨述べました。

  2. ユヌス総裁から,「ソーシャル・ビジネス」の考えに基づく基金等への協力要請がありました。特に再開が検討されているJICA海外投融資の活用につき言及がありました。これに対し,菅総理から,我が国では当該分野のファンドへの出資という形態での支援の経験がなく,まだ十分に検討できていないが,今後真剣に検討したい旨述べました。

(参考:ソーシャル・ビジネス)
寄付や慈善事業ではなく,企業が持つ技術力や創造力を使って,継続可能な程度の利益を上げながら,社会的問題の解決を目的として行うもの。配当は行われず再投資へ回される。

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