本19日(水曜日)午前11時より約15分間,菅直人総理大臣は,日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)共同議長(EU側ジャンイヴ・ル・ガル(Mr. Jean-Yves Le Gall)議長及び日本側米倉弘昌議長)の表敬訪問を受けました。
- 菅総理より,BRTの両共同議長が日・EU経済関係の更なる強化に向けリーダーシップを発揮されることを期待している,政府としてもBRTにおいて提起されるビジネス界からの意見を踏まえつつ日EU関係の緊密化に向け尽力する所存である旨述べました。
- これに対し,ル・ガルEU側議長より,BRTでは,本年4月にローマで年次会合を開催し,日EU経済関係の将来について議論を行う予定である,具体的には,貿易・投資の拡大,エネルギー問題への対応,日・EUの研究開発協力等について提言を行いたいと考えている旨述べました。
- 菅総理より,我が国として,本年を「平成の開国」元年にするとの考えであり,本年中の日EU・EPAの交渉開始合意に向け,非関税措置をはじめとするEU側関心事項にも政治レベルでしっかり取り組んでいく旨述べました。
【参考】 日・EUビジネス・ラウンドテーブル
平成11年(1999年)に設立された日本とEUのビジネス界の対話の枠組み。年一回、日本とEUで交互に本会合を開催(本年は4月28日、29日にローマで開催予定。)。日本側共同議長:米倉住友化学会長、EU側共同議長:ル・ガル・アリアンスペース社(フランスの航空宇宙企業)会長。