鳩山総理大臣

日本・ヨルダン首脳会談

平成22年4月2日

  1. 鳩山内閣総理大臣は、4月2日(金曜日)15時から45分間程度、官邸において、来日中のアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン・ヨルダン国王陛下と首脳会談を行いました。
  2. 両首脳は、我が国皇室とヨルダン王室の親密な関係をはじめとし両国関係が大変友好的であるとの認識を共有し、両国が引き続き相互の協力関係を強化していくことで一致しました。
  3. アブドッラー国王から、両国関係は双方に利益をもたらし得る新しい段階へと発展させたい旨述べつつ、ヨルダンは原子力、水等の分野で大規模プロジェクトの構想を有しており、これは日本の産業界にとっても新たな機会となり得る旨述べました。また、同国王より、ヨルダンとして、日本は公平な立場から中東の平和と発展に貢献してくれる国と認識しており、中東地域における日本の更なる役割を促したい旨述べました。
  4. 鳩山総理より、ヨルダンが中東地域の平和と安定のために先導的な役割を果たしてきていることを高く評価している、日本として、中東地域において、公正な立場から、積極的な役割を果たすべきと考えている旨述べました。
  5. 鳩山総理より、ヨルダンの役割の重要性を踏まえ、引き続きヨルダンへの経済支援を行っていく方針を伝えるとともに、原子力発電所建設に関し、協力を深めていくためにも原子力協定の締結が必要である旨述べ、両首脳は原子力協定交渉の開始に合意しました。
  6. 鳩山総理より、気候変動問題について、我が国は意欲的に取り組んでおり、「コペンハーゲン合意」を踏まえて、新しい包括的な法的文書が採択されるよう、ヨルダン側と協力していきたい旨述べました。
  7. その他、両首脳は、中東和平プロセス、イラン等の中東情勢について意見交換を行いました。
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