鳩山総理大臣

スミス豪州外相及びフォークナー豪州国防相の鳩山総理表敬(概要)

平成22年5月20日

本20日(木曜日)午前11時15分より約30分間、鳩山総理は、訪日中の豪州スティーブン・スミス外相及びジョン・フォークナー国防相の表敬を受けたところ、概要は次のとおりです。

  1. 安全保障・防衛協力

    (1)スミス外相及びフォークナー国防相より、昨19日日豪外務・防衛閣僚協議(2+2)が開催され、日豪物品役務相互提供協定(ACSA)が署名されたことは意義深い旨述べたのに対し、鳩山総理より、ACSA締結により、災害救援や人道支援等の分野で一層日豪間の協力が強化されることを歓迎する旨述べました。

    (2)フォークナー国防相より、日豪間の情報保護協定を早期に締結したいと述べたのに対し、鳩山総理より、安保分野での情報共有は重要であり、是非協力していきたい旨述べました。

    (3)スミス外相より、日米豪の協力を更に進めていきたい旨述べたのに対し、鳩山総理より、日米豪の連携は非常に重要である旨応答しました。

  2. 朝鮮半島

    鳩山総理は、韓国哨戒艦沈没事案について、豪州による調査協力を評価しつつ、韓国による調査結果の発表を受けて、韓国の立場を支持すると共に、豪州、米国等と緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、先方より、豪州としても、引き続き本件に協力していく意向であり、日本とも協力していきたい旨述べました。

  3. APEC

    鳩山総理は、スミス外相との間で、本年日本が主催するAPECについて、日豪が緊密に協力していくとの点で一致しました。

  4. 地域的枠組み

    スミス外相より、ラッド首相が提案している「アジア太平洋共同体構想」と鳩山総理が提案している「東アジア共同体構想」が、地域枠組みに関する議論を活発化させている点を指摘し、引き続き日豪間でも議論をしていきたい旨述べたのに対し、鳩山総理より、双方の問題意識は共通しており、引き続き意見交換をしていきたい旨応答しました。

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