麻生総理大臣

グテーレス国連難民高等弁務官の麻生総理大臣表敬

平成20年12月18日

 12月18日、16時から約30分間、訪日中のグテーレス国連難民高等弁務官は麻生総理大臣を表敬訪問しました。グテーレス高等弁務官の麻生総理表敬の概要は以下のとおりです。なお、グテーレス高等弁務官の訪日は、TICAD IVに続き今年2回目にあたります。

  1. 麻生総理は、日本政府は、去る16日に、国際貢献及び人道支援の観点から、第三国定住による難民の受入れを行うこととした旨グテーレス高等弁務官に説明し、実施にあたって国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の協力を要請しました。同高等弁務官からは、これに対し、日本がアジアで最初に第三国定住による難民の受入れを決定したことを高く評価し、日本に対する大きな期待を述べました。
  2. 麻生総理とグテーレス高等弁務官は、気候変動や食料価格高騰の影響を受け、依然として深刻な世界の難民情勢について意見交換を行い、麻生総理は、同高等弁務官の強いリーダーシップの下、UNHCRのより一層の活躍を期待する旨、また、長年に亘りODA削減を余儀なくされている厳しい財政状況の中においてもUNHCRの活動に対しては出来る限りの努力を行いたい旨述べました。これに対し、グテーレス高等弁務官は、日本の支援に対する感謝の意を表明するとともに、我が国が明年1月から国連安全保障理事会非常任理事国となることに言及しつつ、引き続きUNHCRとの間で平和構築や人間の安全保障の推進等の分野で協力関係を強化したい旨述べました。
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