麻生外務大臣

リオデジャネイロ工業連盟(FIRJAN)会長主催夕食会(ブラジル訪問)

平成19年8月19日

  1. 麻生外務大臣は、8月19日夜(現地時間)、ゴウヴェーアFIRJAN会長宅に招待され、バチスタ元リオドセ社長、マリアーニ・ブラジル化学工業協会会長、レヴィー・リオデジャネイロ州財務長官などのブラジル経済界要人等と会食した。
  2. 冒頭、ゴウヴェーア会長より、「大臣の訪問を歓迎する。今後、日伯(ブラジル)の経済関係がこの訪問を契機に更に発展することを期待する。来年2008年は日本人ブラジル移住100周年であり、これも良いきっかけになるであろう。ここリオデジャネイロには、長年日伯関係に力を注いできたバチスタ氏もおり、日伯経済関係について意識の高いところである。この7月には、日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議が提言を発表したこともあり、気運も盛り上がっている。FIRJANとしても、日伯経済関係の強化を全面的に支援していきたい。」と述べた。
  3. これに対し麻生大臣より、「日伯経済関係は、現在、再活性化しつつある。この潮流を具体化し、加速化するため、日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議が結成され、7月、具体的な提言を発表した。その際、私も賢人会議メンバーにお目にかかった。同提言には、日伯両国政府の取り組みを必要とするものも含まれているので、日伯両国政府としても、提言の実現に向けて民間を支援していかなければならない。今日、私はバラクーダ・カラチンガ油田を視察し、日伯の協力関係が進展していることを確信した。そして、これは経済関係の強化を重点事項の一つとする我が国の対中南米政策とも一致する。」と述べた。このほか、エタノール生産、石油開発、中国経済、日本の不況からの脱出などをめぐって、会話が弾んだ。
  4. また、レヴィー・リオデジャネイロ州財務長官は、リオデジャネイロ州としても日伯関係を重視しており、来年の移住100周年には積極的に参加したいと述べた。
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