麻生外務大臣

麻生外務大臣のルーラ・ブラジル大統領表敬

平成19年8月23日

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 8月22日17時05分~17時40分(現地時間)、麻生外務大臣は、大統領府にてルーラ大統領を表敬したところ、概要以下のとおり。

  1. 麻生大臣より、日伯(ブラジル)関係の強化に向けて、高いレベルでの接触を可能な限り維持したい、また、来年4月に日本で開催する予定の日伯交流年の記念式典に貴国政府代表の出席をお願いしたい、経済面では、鉄鋼、パルプ、エネルギーなどの分野における最近の関係再活性化の動きを受けて、日伯戦略的パートナーシップ賢人会議が両国首脳への提言を作成し、貴国におけるインフラ整備なども提言されているところ、貴国政府と共に民間企業の活動を支援したいと述べた。
  2. これに対し、ルーラ大統領より、日伯関係は70年代に非常に強かったが、その後は低調であったところ、ブラジル日本移民100周年は日伯関係を強い関係に戻す良い機会であり、経済面では、バイオ・エタノール、デジタルテレビなど、協力が期待できる分野も出てきていると応じ、日伯交流年記念式典には然るべき代表を送りたいと述べた。
  3. また、麻生大臣より、トヨタの工場にてフレックス車に試乗したが、エタノール車は加速が良いと実感した、エタノール生産過程で生じるサトウキビのかすを発電に利用しているのはすばらしいと述べたのに対し、ルーラ大統領は、ブラジルではエタノールの導入に当初、抵抗があったが、輸入石油への依存度を下げ、環境にも良いとの観点から国家の政策として進めてきたと述べた。

 なお、表敬後、戦略的経済パートナーシップ賢人会議ブラジル側メンバーが加わって、麻生大臣の同席の下、ルーラ大統領に賢人会議の報告書を提出した。

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