平成18年5月24日
5月23日夜(カタール時間)、麻生外務大臣はドーハにおいて李肇星外交部長との間で約1時間半にわたり日中外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。
(1)今回の会談では、率直かつ有益な意見交換を実施。日中両国はともに日中関係を世界で最も重要な二国間関係として重視。今回の会談を契機として日中関係の改善の流れが出来つつあると認識された。
(2)双方は、未来志向の日中関係を築いていくために、経済、科学技術、文化、青少年、政党、議会、安全保障のあらゆる分野での交流を一層進めることで一致。特に高校生等の青少年交流や来年の国交正常化35周年に向けた文化交流の重要性について議論。
(3)靖国神社について、中国側は引き続き関心を表明したが、麻生大臣は、日本のこれまでの立場を改めて確認するとともに、自分自身の参拝については、個人の信条と公的立場を踏まえて適切に判断していく考えである旨発言。
東シナ海については、「対立の海」ではなく「協力の海」にするとの共通認識を再確認し、局長級協議を加速化することで一致した。また、不測の事態対応のための協議通報メカニズムの前向きの検討で一致。
(1)北朝鮮
六者会合の早期開催に向けて協力していくことで一致。当方から、拉致問題について協力を求めた。これに対し、中国側は問題の重要性を理解しているとしていた。
(2)アジア大洋州・東南アジア地域協力
APEC、ARF、ASEAN+3、東アジア首脳会議、ACDの各種地域フォーラムでの日中協力につき合意。
(3)国連改革
国連改革に関する日中協議の早期開催で一致。