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ミャンマーに対する無償資金協力に関する交換公文の署名について

平成26年2月20日

  1. 本20日(現地時間同日),ミャンマー連邦共和国の首都ネーピードーにおいて,我が方沼田幹夫駐ミャンマー大使と,先方レイ・レイ・テイン国家計画・経済開発副大臣(Ms.Lei Lei Thein, Deputy Minister, Ministry of National Planning and Economic Development)との間で,以下2件の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました。
  2. ヤンゴン市内総合病院医療機材整備計画
    (The Project for Improvement of Medical Equipment in General Hospitals in Yangon)(供与限度額9.78億円)

    (1)現在のミャンマーは,様々な改革と経済発展の一方,依然として医療事情は悪く,医療サービスの改善が喫緊の課題となっています。

    (2)ヤンゴンには,ミャンマー南部の各地方の病院では処置不能な重篤患者等に対応する役割を担う,南部でトップ・レベルの病院であるヤンゴン総合病院と新ヤンゴン総合病院がありますが,機材の不足や老朽化により,質の高い医療サービスの提供が困難になっています。

    (3)本件は,ヤンゴン総合病院と新ヤンゴン総合病院の医療機材を整備するものです。本件により,同地域トップ・レベルの病院に求められる質の高い医療サービスが実現し,病院間の連携が強化され,地域住民への医療サービスが改善されることが期待されます。

  3. ラカイン州道路建設機材整備計画
    (The Project for Improvement of Road Construction and Maintenance Equipment in Rakhine Sate)(供与限度額7.38億円)

    (1)現在のミャンマーは,様々な改革を背景に,更なる発展が期待されていますが,国内の道路整備が遅れており,それが更なる経済発展の障害となっています。

    (2)ミャンマー西部にあるラカイン州は,長きに亘る紛争を経験し,近年もコミュニティ間で衝突が生じており,住民の生活基盤であり,経済発展に必要な,道路の整備が十分に進んでいません。

    (3)本件は,ラカイン州の幹線道路整備のための建設機材を整備するものです。本件により,人,物資,資金等の往き来が活発になり,同州の経済活動が活性化され,幹線道路の沿道を中心とする地域住民の生活の向上が期待されます。


(参考)

  • ミャンマーは,面積約68万平方キロメートル(日本の約1.8倍),人口6367万人(2012年IMF推定),人口1人当たりGDP(国民総所得)は834米ドル(2012年IMF推定)。
  • 案件位置図(PDF:70KB)


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