保健・医療

国連HIV/エイズ・ハイレベル会合(概要)

平成23年6月10日

  • (写真1)
    ダイス国連総会議長との会談
  • (写真2)
    我が国代表演説
  • (写真3)
    HIV母子感染予防のためのグローバル・プラン発表イベント
  1. 6月8日から6月10日まで、国連HIV/エイズ・ハイレベル会合がニューヨークの国連本部にて開催され、「HIV及びAIDSに関する政治宣言-HIV及びAIDSの排除に向けた取組の強化(概要(日本語)宣言文(英語)(PDF))」が10日午後に採択されました。ハイレベル会合には、アフリカ諸国を中心に30か国以上の首脳及び副大統領が参加したほか、我が国からは伴野豊外務副大臣を首席代表とする政府代表団が参加しました。
  2. 伴野副大臣は、ハイレベル会合において、日本政府代表演説(日本語英語)を行い、我が国の国民皆保険制度について触れつつ、HIV及びAIDS対策のために保健システムを強化する必要性を訴えたほか、日本が震災後も変わらず、国際的なエイズ対策に貢献し、昨年9月に表明した保健分野に関する国際的コミットメント(「菅コミットメント」)を着実に果たしていく決意を改めて表明しました。また、伴野副大臣は、HIV母子感染予防のためのグローバル・プランを発表するイベントに出席し、HIV母子感染の排除を含むMDGsの達成に向けて貢献していくとの我が国の立場を述べました(日本語英語)。
  3. 今回のハイレベル会合では、2001年国連エイズ特別総会の「HIV/エイズに関する誓約宣言」採択から10年を経て、HIV及びエイズを巡る問題が依然として国際社会における喫緊の開発課題であるとの認識の下、政治宣言が採択され、これまでのエイズ対策に関する実績についての評価が盛り込まれるとともに、包括的なHIV予防対策やエイズの治療や社会支援のユニバーサル・アクセスを達成するための努力を強化するとの決意が表明されました。
  4. また、伴野副大臣はこの機会を利用して、シディベ国連エイズ合同計画(UNAIDS)事務局長及びダイス国連総会議長と会談しました。また、9日には、国連事務総長を始め各国首脳及び国連常駐代表大使等を招いて開催された「東日本大震災への支援に対する感謝の集い」に出席し、震災に際して世界の国々から受けたお見舞いや支援に感謝を述べ、我が国は、その返礼としても、引き続き国際社会に貢献していくと挨拶しました。
  5. 今回の政府代表団には、外務省、厚生労働省及び国際協力機構(JICA)のほか、NGOの代表(4名)も代表団顧問として参加するなど、日本政府は、これまでと同様に市民社会との対話を継続しながら今回の会議に臨みました。

Adobe Acrobat Readerダウンロード Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る