経済

G20カンヌ・サミット:首脳ワーキング・ディナー

平成23年11月3日

 平成23年11月3日20時から21時30分まで,約1時間半にわたり,G20カンヌ・サミットの首脳ワーキング・ディナーがグローバル・ガバナンスをテーマに開催されたところ,議論の概要以下のとおり。

  1. 冒頭,フランスの依頼を受けたキャメロン英国首相から,1)G20の将来と方向性,2)経済機関の政策調整,特に,金融や貿易分野における国際機関の協力のあり方,3)新興国を巻き込んだルール作りの重要性などについて考えを説明した。
  2. これに対し,各国からは,キャメロン首相の報告に感謝するとともに,G20は,非公式な首脳の集まりとして,大きな方向性について政治的な合意を形成する場として重要であること,また,先進国・新興国を含め,世界経済に責任を有する国が率直に意見を交わすことができることが,G20の強みであることなどの意見が出された。更に,経済機関のガバナンスの例としてWTOやFSB(金融安定理事会)の機能強化の方向性については支持できるものであるとの意見が多かった。
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