11月15日から19日まで,ツァヒャー・エルベグドルジ大統領は,公式実務訪問賓客として訪日したところ,訪問の概要及び評価は以下のとおりです。
ポイント
- 日・モンゴル関係を,これまでの共通外交目標「総合的パートナーシップ」から,「戦略的パートナーシップ」の構築に向けた関係へと発展させることで一致。
- 石炭,ウラン,レアメタル・レアアースをはじめとするモンゴルの鉱物資源開発における両国の協力推進を確認。
1.訪日日程
| 11月15日(月曜日) | 成田空港着 |
| 11月16日(火曜日) | 日本・モンゴル ビジネスフォーラム (日本貿易振興機構・モンゴル外国投資庁共催) 東京大学での講演 京都へ移動 |
| 11月17日(水曜日) | 京都視察 |
| 11月18日(木曜日) | 天皇皇后陛下との御会見・午餐(於:宮中) 国会演説(モンゴル大統領夫妻歓迎会,於:参議院) 友好親善諸団体・議員連盟共催レセプション |
| 11月19日(金曜日) | 日・モンゴル首脳会談,署名式及び菅総理主催夕食会 成田空港発 |
2.訪日概要
(1)日・モンゴル首脳会談
19日,菅総理とエルベグドルジ大統領との間で首脳会談が行われ,日・モンゴル関係を互恵的で相互補完的な新たな次元に高めるべく,「戦略的パートナーシップ」の構築に向けた関係へと,以下を柱として発展させていくことで一致。
- ハイレベル対話促進
- 経済関係の促進
- 人的交流・文化交流の活性化
- 地域・グローバルな課題への取組での連携強化
首脳会談後,成果文書として「『戦略的パートナーシップ』構築に向けた日本・モンゴル共同声明」を発表,また,円借款「中小企業育成・環境保全ツーステップローン事業計画(第2フェーズ)」(供与限度額:50億円)に関する書簡を交換した。
【参考】
- 日・モンゴル首脳会談について
- 日・モンゴル共同声明(骨子・全文(PDF)
) - モンゴル国に対する円借款に関する書簡の交換
(2)日・モンゴル外相会談
16日,公式随員として訪日したザンダンシャタル外交・貿易大臣と前原大臣との間で外相会談が行われ,モンゴルの鉱物資源開発における日本企業参入に向けてモンゴル政府が具体的な措置を行う用意がある旨表明される等,今後,戦略的に両国関係を強化していく姿勢が表明された。
【参考】
3.評価
- (1) 我が国は,対モンゴル最大援助国としてモンゴルの民主化・市場経済化及び持続的発展を一貫して支持してきたところ,モンゴル民主化20周年の節目となる本年,民主化運動の活動家として初めて国家元首に選出されたエルベグドルジ大統領の公式実務訪問賓客としての訪日が行われたことは,これまで良好に協力関係を発展させてきた両国関係を内外に大きくアピールするものとなった。
- (2) また,今次大統領訪日に際し,これまでの「総合的パートナーシップ」から,「戦略的パートナーシップ」の構築に向けた関係へと発展させていくことで一致したことは,両国関係の新時代の幕を開ける大きな成果であり,特に,モンゴルの鉱物資源開発において両国の協力推進を確認したことは,我が国の資源外交の観点からも大きな意義を有する。
Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータのOS用のソフトウェアを入手してください。
