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平成20年7月
近年、政治、経済、文化、青少年、観光等幅広い分野で関係が急速に深まっている日本とメコン地域諸国(カンボジア、タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス)との間で、更なる交流の拡大を実現するため、2008年1月に東京で開催された日メコン外相会議において、2009年を「日メコン交流年」とすることが合意されました。
日本は、これまで一貫してメコン地域を重視し、積極的に関係強化に取り組んでいます。具体的には「希望と発展の流域」である同地域に対するコミットメントを再確認するとともに、「信頼」「発展」「安定」をキーワードとした日メコン協力や国連改革問題をはじめとする国際場裡における協力を進めています。そのために、日本は、メコン地域諸国と貿易投資促進とODAを有機的に結びつけた開発への取組、観光促進など政府と民間の活動の連携を行っています。
また、2007年に3年間の経済協力拡充などを柱とする日メコン地域パートナーシップ・プログラム(PDF)を発表しました。2009年は同プログラムの最終年にあたり、進捗状況を確認するとともに、今後の協力方針を打ち出す節目の年となります。さらに、2009年は国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)が提唱する「メコン地域開発協力の10年」(2000-2009年)の最終年にあたり、国際社会においても、メコン地域に焦点があたると想定されます。
メコン地域協力の節目に、官民が連携して、日本とメコン地域諸国の幅広い分野での交流を促進する機会を設定することは、今後のメコン地域協力にとって極めて有意義であります。
ASEANの中でも後発に当たるメコン地域の発展は、域内格差是正を通じたASEAN全体の利益であり、ASEANと政治、経済、文化各面で強いつながりによって結ばれた、日本自身の利益です。
日メコン交流年である2009年には、政治対話、経済・文化・青年交流、観光など幅広い分野で日本とメコン地域間で交流事業を実施します。関係団体や民間の交流を奨励し、官民あわせた取組を目指します。
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