中東

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有馬中東和平担当特使とアッバース・パレスチナ自治政府大統領との会談

平成18年3月30日

  1. アラブ連盟首脳会議へのオブサーバー参加のためスーダンに出張中の有馬中東和平担当特使は、28日及び29日の2回にわたり、アッバース・パレスチナ自治政府大統領と会談した。
  2. 会談でのやりとりの概要以下のとおり。

    (1)有馬特使より以下を発言。

    (イ)我が国は、和平路線の継続を表明している貴大統領を支えるべく、3月17日、UNRWA及びWFPを通じた約600万ドルの食糧援助を決定した。この支援は昨年5月に、小泉総理が表明した当面1億ドルの支援の一環として実施される。右1億ドル中、現在までに約7200万ドルの支援を実施、決定した。

    (ロ)今後の支援については、新内閣の動向等を見極めつつ対応を検討していくとの考えに変更はないが、人道支援は継続する考え。

    (ハ)ハマスは第一党となった責任を自覚し、現実的な政策を打ち出すことを期待。

    (2)これに対し、アッバース大統領より以下を発言。

    (イ)ハマスについては、国際社会と協調して行動していくべきであり、自分からも働きかけを行っているところである。

    (ロ)今回のアラブ・サミットにおいては、全てのアラブ首脳が自分に対する支持を表明してくれた。アラブ首脳はもとより、日本をはじめとする国際社会の自分に対する支持表明には勇気づけられている。

    (ハ)パレスチナ、イスラエル双方はテーブルに戻り、最終的地位交渉を開始する必要がある。

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