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平成20年8月8日
外務省は、7月29日(火曜日)から8月4日(火曜日)まで、「平成20年度イスラエル・パレスチナ合同青年招聘」事業を実施したところ、概要と成果は次のとおり。
イスラエルとパレスチナ自治区の双方から将来を嘱望された青年5名ずつ計10名を我が国に招聘する。そして、各地視察や様々な日本文化体験行事を共に過ごすとともに意見交換を行い、青年間の信頼関係を構築する。
また、同時に、我が国の外交政策、経済、文化等を説明し、我が国への理解を深める。特に、中東和平に向けた我が国の取組への理解を深める。
本件事業は1997年に開始し、今回で11回目となる。これまでにイスラエル・パレスチナ自治区双方から各々75名以上(計150名以上)が参加している。
(1)招聘期間:平成20年7月29日(火曜日)~8月5日(火曜日)
(2)参加者:イスラエル、パレスチナ自治区の各界(政府、議会、報道、経済、学術)から各々1名ずつ計10名
(3)視察先
(4)表敬先等
(5)その他
8月4日、宇野外務大臣政務官主催意見交換会は、中山外務大臣政務官及び小野晋也日本パレスチナ友好議連会長が参加して開催され、中東和平等について有意義な意見交換が行われた。その際、参加者から、本件事業について次の様な感想が寄せられた。
(1)日程も素晴らしく、互いに個人レベルで親交を深めることが出来た。
(2)東京と京都、テルアビブとエルサレムのように、近代的都市と文化都市が共存している点が日本とイスラエル双方に共通している。
(3)穏和な国民性や年配者を尊重する文化等、日本とイスラエル、日本とパレスチナ両国に共通する習慣・文化を本招聘で実際にみることができ、非常に有益であった。
(4)広島で被爆者講話を聞き、原爆の悲惨さを目の当たりにしたことで、平和の大切さを改めて痛感した。
(5)日本の中東への貢献は中立的かつ独立的であり、パレスチナの人々は日本を非常に尊敬している。
(6)自国に戻り、本経験を家族そしてより多くの人々へ伝えていきたい。