
西村外務大臣政務官とカベルカ・アフリカ開発銀行(AfDB)総裁との会談
平成20年10月30日

10月30日(木曜日)、西村外務大臣政務官は、訪日中のカベルカ・アフリカ開発銀行総裁と会談した。
- 西村政務官より、5月に横浜で開催されたTICAD IV(第四回アフリカ開発会議)のフォローアップとして派遣された中・西部アフリカ貿易・投資促進合同ミッションの団長として9月にナイジェリア、ガーナ、セネガルを訪問した際の印象等に触れつつ、昨今の金融危機が我が国経済にも影響を及ぼしているものの、我が国は、TICAD IVで表明した対アフリカODA倍増、対アフリカ投資倍増支援等の公約をしっかり果たしていきたい旨、フォローアップに当たって、AfDBとの間では、インフラ整備等、協力していける分野が多くあると考えており、連携を深めていきたい旨述べた。
- カベルカ総裁より、TICAD IVは大きな成功であった、AfDBにも一定の責任が課されたと認識している、昨日、国際協力機構(JICA)との協力に関する覚書に署名しており、今後、連携を深めていきたい旨述べると共に、金融危機により、アフリカ諸国の輸出、海外からの送金、資本へのアクセスが低下し、深刻な影響が懸念される中、西村政務官から、アフリカへの支援継続の発言があったことを心強く感じている旨述べた。
- これを受け、西村政務官より、金融危機の影響を抑える観点からも、アフリカに対する支援を積極的に実施していきたいと考えており、例えばJICAとJETROが実施している一村一品運動の促進支援をアフリカ諸国の輸出振興の観点からも重視していきたい旨述べたのに対し、カベルカ総裁より、AfDBとしても、アフリカ域内における経済状況の改善を支援することを通じて、地域協力が促進され、平和と安定が維持・促進されるよう役割を果たしていきたい旨述べた。