平成21年5月
4月24日~29日、御法川外務大臣政務官は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第65回総会・閣僚級会合への出席および最近のタイの情勢を踏まえたタイ要人との会談や在留邦人との意見交換等を行うためタイを訪問しました。今次出張の概要以下の通りです。
(1)25日、御法川政務官は、チェンマイ周辺の工業団地(ランプーン県)に所在する日系企業のひとつで、タイ北部のモチ米を使ってあられを製造している会社の工場を訪問しました。日系企業が地域の労働者を多数雇用することにより、タイ北部の地域経済に貢献している現状を視察しました。
また、御法川政務官は、タイ北部で様々な活動を行っている在留邦人の代表と意見交換を行いました。出席者からは、様々な留意点はあるものの、チェンマイ地域が高齢者を中心としてロングステイ(長期滞在)先として有望であるとの意見が述べられました。
(2)26日、御法川政務官は、平成18年に日本政府が「草の根・人間の安全保障無償資金協力」案件として支援を行ったチェンマイ県ドーイサケット郡チュンドーイ地区の「環境保全型有機農法推進センター」の視察を行いました。同地区の区長や関係者より、同センターを通じた有機農法の導入により、肥料購入にかかるコストの低減などの効果が見られる旨の報告があり、日本の協力に対し深甚なる謝意の表明がありました。

(「環境保全型有機農法推進センター」視察の模様)
(1)26日、御法川大臣政務官は、アサウィン下院議員等タイの下院議員と懇談し、最近のタイ情勢及び日タイ関係について意見交換を行いました。
(2)27日、御法川政務官は、タイのカシット外相と会談を行いました。この会談において御法川政務官より、在留邦人の安全確保につきタイ政府が万全を尽くすよう要請しました。カシット外相は、邦人を含む外国人の安全には最大限努力したい旨述べるとともに、現アピシット政権による事態の正常化に向けての取組について説明がありました。
御法川政務官は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第65回総会・閣僚級会合に日本代表として出席し、演説の中で、同政務官は、我が国の「アジア経済倍増へ向けた成長構想」を紹介しつつ、人間の安全保の重要性につき述べました。また、ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた我が国の取り組みについても紹介し、「第5回日本・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議」の開催、日本エスカップ基金を通じた協力、国際防災協力等、我が国の貢献をアピールしました。
御法川政務官は、「アジア太平洋障害者センター(Asia-Pacific Development Center on Disability)」を訪問しました。同センターは、アジア・太平洋地域の障害者の社会的地位の向上に協力するため障害者支援分野の関係機関のネットワーク構築、情報提供、人材育成等を行っています。その建物は、我が国の無償資金協力にて設立され、現在、我が国より専門家の派遣等による技術協力が実施されています。
また、同政務官は、ソンサック・タイ日友好議連会長他同議連メンバーと日タイ関係等につき意見交換を行いました。

(「アジア太平洋障害者センター」視察の模様)
(3)28日、御法川政務官は、スラポン・タマサート大学学長及び同大学における日本に関係する教授陣と意見交換を行いました。タマサート大学側からは、同大学と日本の大学とは学術交流、留学生の分野で緊密な関係が維持されていること、また学界にとどまらずエンジニアリング等の分野においては、日本の経済界とも良好な協力関係にあること等が報告され、今後とも日本との関係を重視していきたいとの意見が表明されました。

(タマサート大学視察の模様)
御法川政務官は、タイのテレビ局(TPBS)によりタイ情勢、国際情勢に関するインタビューを受けました。
御法川政務官は、青年海外協力隊員と会合を持ち、隊員の活動状況につき報告を受けるとともに、厳しい環境の中で活動を行っている隊員たちを激励しました。
御法川政務官は、タイのユニセフ親善大使であるアナン元首相を表敬訪問し、タイにおけるユニセフの活動について情報収集を行うとともに、現下のタイを巡る情勢について意見交換を行いました。