2月2日(火曜日)午後2時10分過ぎより約30分間、武正副大臣はキャンベル米国務次官補及びグレグソン米国防次官補による表敬を受けたところ、概要以下のとおりです。
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冒頭、武正副大臣から、キャンベル次官補及びグレグソン次官補が、日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)に出席し、日本側と日米同盟深化に向けて精力的に意見交換を行ったことに謝辞を述べた上で、今年は、現行日米安保条約の締結50周年という記念すべき年であり、岡田大臣も国会における外交演説において、日米同盟を30年、50年、更に発展させていくとのメッセージを出しているので、両次官補の尽力を得ながら、両国関係を深めていきたいと思う旨述べました。これに対し、キャンベル次官補から、今回の訪日に際しては、普天間問題のみならず、地域情勢や日米関係を含む同盟の全ての側面に関して有意義な議論を行った旨、日米関係について、我々は非常に満足している旨述べました。
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普天間基地をめぐる問題については、武正副大臣から、連立与党による沖縄基地問題検討委員会での検討を含む国内のプロセスについて説明し、委員会における協議は急がなければならず、自分も委員としてこれを強く促していきたい旨述べたのに対し、キャンベル国務次官補から、普天間問題については、現行案が唯一実現可能な案であると考えるとの従来の米側の立場の表明がありました。
- ハイチ支援に関し、武正副大臣から、先日のハイチに関する閣僚級会合においてクリントン国務長官とお会いした際、我が国のハイチ地震への支援について、寛大な支援に感謝したいとの言葉を頂いた旨述べたのに対し、キャンベル次官補から、クリントン国務長官は日本の貢献に感謝していることが紹介されました。