
「武正外務副大臣主催第3期日韓文化交流会議メンバーとの夕食会」
平成22年6月30日
- 5月に行われた日韓首脳会談で正式発足に合意した「第3期日韓文化交流会議(日本側委員長:川口清史立命館総長,韓国側委員長:鄭求宗(チョン・グジョン)東西大学教授)」の第1回全体会合が6月30日に東京で開催されるに当たり,武正外務副大臣は,29日に同会議の両国メンバー(下記参照)等と意見交換する機会を持ちました。
- 武正外務副大臣から,日韓両国の文化交流は過去10年間で劇的な発展を遂げてきたが,こうした流れに満足することなく,更に一段階飛躍させることが大切であり,特に両国の未来を担う若い世代の交流が重要であるところ,第3期日韓文化交流会議では同分野での交流のあり方について大いに議論頂き,両国政府に対して積極的に提言頂きたい旨述べました。
- これに対して,川口清史日本側委員長からは,今後4回の全体会議及びシンポジウムを通じて,各メンバーの経験を踏まえた意見を交わしつつ,将来を見据えた,長期的な友好関係構築のための議論を進めていくために尽力していく旨述べました。続いて,鄭求宗韓国側委員長からも,本会議に対する強い決意が述べられと共に,南アフリカで開催されているサッカーワールドカップにおいて日韓両国のチームが同時に決勝トーナメントに進出したことは,2002年のワールドカップ日韓共同開催を契機に両国のサッカー技術が向上した結果であるとし,韓国チームは残念ながらもベスト8進出は果たせなかったが,日本チームの更なる躍進への期待が述べられました。
(参考)第3期日韓文化交流会議メンバー
1.日本側
- (1)委員長
- 川口 清史(かわぐち きよふみ) 学校法人立命館総長・立命館大学長
- (2)委員(10名)(50音順,敬称略)
- 有川 節夫(ありかわ せつお) 九州大学総長【研究者】
市川 森一(いちかわ しんいち) 作家,脚本家【ドラマ】
小倉 紀蔵(おぐら きぞう) 京都大学准教授【研究者】
川淵 三郎(かわぶち さぶろう) 日本サッカー協会名誉会長【スポーツ】
木村 典子(きむら のりこ) 日韓舞台芸術コーディネーター【演劇】
倉本 裕基(くらもと ゆうき) 作曲家,ピアニスト【音楽】
小針 進(こはり すすむ) 静岡県立大学教授【研究者】
辻原 登(つじはら のぼる) 作家、東海大学文学部教授【文学】
寺脇 研(てらわき けん) 映画評論家,京都造形芸術大学教授【映画】
山村 浩二(やまむら こうじ) アニメーション作家,東京藝術大学教授【アニメーション】
- (3)事務局長
- 内田 富夫(うちだ とみお) 日韓文化交流基金理事長
2.韓国側
- (1)委員長
- 鄭求宗(チョン・グジョン) 東西大学国際学部教授兼日本研究センター所長
- (2)委員
- 鞠守鎬(グク・スホ) ディディ舞踏団長【舞踏】
金亨駿(キム・ヒョンジュン) ダインフィルム代表【映画】
南宮演(ナムグン・ヨン) 音楽家,Studio FAT代表【音楽】
朴晟源(パク・ソンウォン) 韓国芸術総合大学美術院造形芸術科副教授【美術】
朴銓烈(パク・ジョンニョル) 中央大学日語日文学科教授【学術】
孫正禹(ソン・ジョンウ) 韓国演劇演出家協会会長【演劇】
鄭起泳(チョン・ギヨン) NEOWIZ GAMES副社長【ゲーム】
鄭梨賢(チョン・イヒョン) 小説家【文学】
崔鍾日(チェ・ジョンイル) 韓国アニメーション制作者協会会長【アニメーション】
崔泰枝(チェ・テジ) 国立バレエ団長【舞踏】
- (3)事務局長
- 李康民(イ・ガンミン) 漢陽大学教授