1)開催日【開催都市名】
2)参加国など
3)会合の目的など
1)2008年3月14日(金)~16日(日)【千葉市】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)、中国、インド、韓国、メキシコ、オーストラリア、インドネシア、スペイン、ポーランド、南アフリカ、ブラジル、ナイジェリア、スロベニア(EU議長国)、EC(欧州委員会)、世界銀行、IEA(国際エネルギー機関)
3)世界主要排出国(はいしゅつこく)21か国・地域の環境・エネルギー担当大臣が、気候変動・地球温暖化問題について議論しました。アメリカ、ロシア、日本、ドイツ、英国、カナダ、イタリア、フランスのG8各国で、2005年の統計によれば、世界のCO2排出量の41%を占めています。G8以外のG20メンバーは、2005年統計で約35.4%を占め、年々その割合は増えています。
[CO2排出量上位5か国(2005年IEA資料)]
※全世界のCO2排出量に占める各国排出量の割合
1位 | アメリカ | 21.4% |
2位 | 中国 | 18.8% |
3位 | ロシア | 5.7% |
4位 | 日本 | 4.5% |
5位 | インド | 4.2% |
1)2008年4月5日(土)~6日(日)【東京都】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)、EC(欧州委員会)に加えて、ブラジル、中国、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、韓国、南アフリカの8カ国、AU(アフリカ連合)委員会、ASEAN(東南アジア諸国連合)事務局、OECD(経済協力開発機構)、UNDP(国連開発計画)、UNESCO(ユネスコ)、UNICEF(ユニセフ)、WHO(世界保健機関)、世界銀行の8つの国際機関が参加しました。
3)近年のサミットでは、アフリカ開発や保健・教育など、途上国の開発に関する課題が取り上げられてきました。1998年10月、世界銀行・国際通貨基金総会の機会に、初めてG8開発大臣会合が開催され、2002年カナナスキス・サミット(カナダ)から、独立した1つの大臣会合として、開発援助の取り組みについて話し合っています。今回は、(1)サミットにおける開発課題、(2)開発のためのパートナーシップの拡大、(3)気候変動と開発、(4)人間の安全保障とミレニアム開発目標(※)の達成が話し合われました。
会議の成果は、横浜で開かれる「第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)」とともに、北海道洞爺湖サミットの議論へとつながっていきます。
※ミレニアム開発目標(MDGs):21世紀に全世界が取り組むべき共通の課題として設定された目標のこと。日本も作成にあたり、主導的な役割を果たしました。貧困のぼく滅や初等教育の完全普及など、8つの目標と、2015年という達成期限を定めています。
なお、2007年7月に公表された報告では、サブ・サハラ・アフリカにおける開発の遅れと気候変動問題がミレニアム目標達成を遅らせることに警笛を鳴らしています。
1)2008年6月11日(水)~13日(金)【東京都】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)、EC(欧州委員会)、ICPO(国際刑事警察機構)など。
3)国際組織犯罪に対する取り組みを強化するために、1997年から始められた国際会議です。2001年の「アメリカ同時多発テロ事件(9・11)」以降は、国際組織犯罪だけでなく、テロ対策も大きな議題となっています。ちなみに前回、2007年のドイツ・ミュンヘンの会議では、テロ対策、知的財産権の保護、移民問題、アフガニスタンにおける麻薬(まやく)対策などについて話し合われました。
1)2008年5月11日(日)~13日(火)【新潟市】
2)G8(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)、およびEC(欧州委員会)、ILO(国際労働機関)、OECD(経済協力開発機構)。
3)先進各国に共通する労働問題を議論します。1994年の第1回より今まで11回にわたって開催されています。今回は、一人ひとりの労働者が一生を通じて安心して働き、生活できる社会の実現のためには、どうしたらよいのかを中心に議論します。
またG8労働大臣会合に先がけて、2008年3月28日、世界8か国の子どもたちが集まって「ジュニア労働サミット」が開かれました。「あなたは何のために働くのですか?」~誰かの役に立ちたいから…、それとも生活の糧を得るためですか?~をテーマに、G8の中高生が、長時間労働と私生活、賃金のバランスなどについて、意見交換をしました。
1)2008年5月24日(土)~26日(月)【神戸市】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)、EC(欧州委員会)、アウトリーチ国として、アンティグア・バーブーダ、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、スロベニア(EU議長国)、南アフリカ、国際機関等としてUNEP(国連環境計画) 、世界銀行、GEF(地球環境ファシリティ)、OECD(経済協力開発機構)、UNFCCC(気候変動枠組条約事務局)、IUCN(国際自然保護連合)、バーゼル条約事務局、GLOBE(地球環境議員連盟)が参加。
3)今、世界は地球温暖化など、待ったなしの地球環境問題に直面しています。2000年の第1回から始まり、8回目の今回は、「気候変動」「生物多様性」「3R(Reduce=廃棄(はいき)物の発生をおさえる、Reuse=再使用、Recycle=再生利用)」について、話し合われます。
また会場への交通には低公害車が導入され、バイオ燃料を利用したり、リサイクル製品を活用したりすることで、環境にやさしい会議となります。
1)2008年5月28日(水)~30日(金)【横浜市】
2)国連(UNDP(国連開発計画)、OSAA(アフリカ担当事務総長特別顧問(こもん)室))、アフリカのためのグローバル連合(GCA)、そして世界銀行の協力の下、日本が承認する52のアフリカ諸国へ招待状を出し、約40か国からは首脳の参加が見込まれています。
3)日本がリーダーとなって進めるアフリカの開発をテーマにした国際会議。アフリカの自助努力と国際社会の協力を呼びかけてきました。1993年の第1回開催から、5年に1度開かれており、今回は第4回となります。「元気なアフリカを目指して」をテーマに、アフリカ開発へ向けて国際社会がアフリカと一緒に考えます。
1)2008年6月7日(土)~8日(日)【青森市】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)、EC(欧州委員会)、IEA(国際エネルギー機関)及び中国、インド、韓国
3)第4回目の今回は、省エネやクリーンエネルギー、技術開発の協力など、エネルギー政策について話し合います。会場となる青森県は、風力や太陽光などによる新エネルギー(再生可能エネルギー)への取り組みを積極的に行っています。
1)2008年6月13日(金)~14日(土)【大阪市】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、ロシア)、EC(欧州委員会)、スロベニア(EU議長国)、IMF(国際通貨基金)専務理事、世界銀行総裁
3)世界経済を中心として、金融問題のほかにも、開発や気候変動など幅広いテーマについて話し合います。財務大臣は、外務大臣とともに最初からサミットに参加しており、1998年からは、財務大臣会合として、独立の会議が開かれるようになりました。
1)2008年6月15日(日)【名護市】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、ロシア)、EC(欧州委員会)に加え、アウトリーチ国としてブラジル、中国、インド、韓国、メキシコ、フィリピン、南アフリカ
3)炭素の排出を少なくする技術や、感染症に対する技術など科学技術の分野で国際的に協力し合うことと、アジアやアフリカなどの開発途上国との協力などが話し合われます。会場は2000年の九州・沖縄サミットが開かれた万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)。地球規模の問題を解決するために、科学技術の協力をしていく会議です。
1)2008年6月26日(木)~27日(金)【京都市】
2)G8各国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)、EC(欧州委員会)、EU(欧州連合)、スロベニア(EU議長国)
3)外務大臣も、財務大臣とともに、第1回のサミットから参加していました。サミットの直前に国際政治の問題を外務大臣レベルで話し合っておくことで、トップレベルのサミットでの話し合いをもっと実りあるものにしようという目的で、2000年からは独立の会議として外務大臣会合が始まりました。今、世界で起きている紛争の解決や核の問題など、重要な問題について話し合う大きな意義があります。