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外務大臣会見記録 (平成11年12月24日(金)10:40~10:57 於:会見室)(外務大臣)今朝は安保会議そして閣議が行われた。いずれも予定された議案がそれぞれ了承された。閣議の席上で私(大臣)からヴェネズエラの水害について報告した。大変な水害であり、今もなお、死者・行方不明者の数が相当な数に増えてきて、今朝の閣議で3万7千人の死者・行方不明者と報告したが、これ以上増えないことを願っている。こうした状況を踏まえ、既に1,500万円相当の物資供与は行ったが、新たに50万ドルの緊急無償援助を行うと報告した。
日朝関係
(問)北京で行われていた北朝鮮との国交正常化に向けた予備会談について、来年の早い段階で開催したいということで一致したが、赤十字会談、予備交渉についての評価は如何。
(外務大臣)村山訪朝団により開かれた窓、つくられた環境を政府サイドが受け止めて、1回目の会談に臨んだが、だいたい我々が想像したような状況であったように思う。しかしまだ、これで直ちに正常化交渉の立ち上げとはいかない。
(問)その中でも特に食料支援については赤十字会談の中で「政府として検討する」という文言だったと思うが、検討していく中で、どういう状況になったら解除するのか。
(外務大臣)これは赤十字会談の中で両方の話し合いが行われて、赤十字から政府に人道的支援を提起され、それを政府として検討すると言うことである。十分検討したい。
(問)赤十字の合意では配偶者の訪問については来春をめどに、いわゆる拉致については「しっかりした調査をやる」と北朝鮮は表明したが、この二つのことから日本が食料支援に踏み切る材料になっているとの考えか。
(外務大臣)赤十字会談では双方が関心のある問題、特に人道上の問題についてお互いに意見を述べあい、確認し合ったわけである。検討するときには、赤十字からの問題提起と同時に、予備会談その他の諸々のやりとり等も検討の材料にはなってくると思う。
(問)諸々のやりとりを検討してと言うことだが、少なくとも正常化交渉がスタートするということがはっきりしない段階での食料支援は難しいということか。
(外務大臣)正常化交渉もそうだし、いわゆる拉致問題もそうだし、日本側から提起している人道的問題についての動き、受け止め方、そういうものを総合的な判断をしなければならない。
(問)現時点では食料支援に踏み切るだけの環境整備には至ってないという認識か。
(外務大臣)然り。
(問)行方不明者を調べると言うことについて期限は設けているか。
(外務大臣)赤十字の発表で見る双方での共同発表を見る限り期限は設けてなかった。先方は当該機関にしっかりとした調査を依頼すると書いてあって、我々としてそこは注目点と思っている。
(問)いつ頃までに報告を期待しているということはないのか。
(外務大臣)出来るだけ早くと我々は当然思っているが、時間と調査内容とは縦軸と横軸になる可能性があるから、急げば「分かりません」という答になる可能性もある。そこはよく考える必要があって、先方と更によく打ち合わせをするなり協議をする必要もある。
(問)1945年以前の朝鮮人被害者の安否について、どのように受け止めているか、何をさしているとお考えか。
(外務大臣)ここでこの話について今はっきりとは言えない。文書をよく吟味する必要がある。
沖縄基地関連
(問)名護市議会が普天間移設に関し決議したが、これで岸本市長が受け入れ表明をする可能性が高まったと思うが、大臣としての受け止め方如何。
(外務大臣)名護市議会が昨日の朝、市議会としての決議を行ったと承知している。地元名護市市議会の決議であるから、大きな意義を持つ、つまり移設にむけての前進と受け止めている。まだこれから市長の判断が出るわけだから、今の段階ではあくまで市議会の決議に対する受け止め方を申し上げた。
比での産業廃棄物不法投棄
(問)フィリピンのマニラで産業廃棄物が不法投棄されいる問題で、政府としても対応に苦慮されているだろうが、大臣の考え如何。
(外務大臣)関係機関、関係省庁が調査に出向いた結果、相当酷いという判断をして一日も早く処理しなければと思っている。通産省とも相談をし、一刻も早く処理をすることで、了解している。
(問)閣議前に通産大臣と総理を交えこの件で話をしたか。
(外務大臣)両省庁で協議した問題につき、報告、説明した。
(問)その際、総理から何か指示はあったか。
(外務大臣)一刻も早くやるようにとの指示を頂いた。
外務大臣会見記録 (平成11年12月22日(水)15:40~ 於:会見室)(外務大臣)只今予算の大臣折衝を終えて戻ってきた。この度の定員の動員ついては73名の増員が了承された。また、ODA(政府開発援助)については環境社会セクター・プログラム無償資金協力の30億円の増額が満額で認められた。この結果、外務省予算総額は7,737億円となり対前年度比1.9%の伸びとなった。また、外務省ODA予算については前年度の伸び率が0.3%であったが、今回の予算折衝の結果来年度は0.4%の伸びとなり、金額にして5,602億円となったので御報告する。局長折衝で在ユジノ・サハリンスク総領事館の設置が認められたということは御報告済みと思うので省略する。
九州・沖縄サミット関連予算はサミットの円滑な実施のために101億円、サミットと関連して国際会議の開催や広報事業等について16億円、計117億円がサミット関連の予算として認められた。これはご承知のとおり予備費あるいは二次補正で認められた77億円をこれに加えることになるわけであり、外務省関係のサミット関連予算としては、概ねいい数字であったと考えている。日朝関係
(問)日朝関係に関して質問する。今日国交正常化交渉の予備協議が終わり、改めて来年の早い時期に協議を行うということとなった。昨日の大臣会見の時にはまだ途中経過であったが、昨日赤十字会談がおわり、来年春に再開の由である。食糧支援などについて合意もなされたが一連の協議を振り返り大臣の所感如何。
(外務大臣)現地及び帰ってきた佐々江アジア局参事官の報告を受けたが、自分の印象では村山訪朝団が大変重要な役割を果たされたということを改めて感じる。先方も訪朝団と先方との間の共同声明を非常に重要視しており、我が方も村山訪朝団の結果を重く受けとめており、このことが今回の2つの会談、4日間に渡る話し合いの中で非常に重要なよりどころとなっていたと感じている。このことは我々は引き続きよく考えていかなければならないことと思っている。
(問)赤十字合意の中にコメ支援の検討との文言が入っているが、大臣は予算委員会の中などで、制裁解除と実際の実施とは別問題である趣旨のことをおっしゃっているが、今回コメ支援の検討という文言が入ったが、一歩踏み込み前向きに考えているという認識か。
(外務大臣)まだこの件については、十分な報告を聞いていない。まず報告を聞き、良く分析をし、考えたい。政府の対応を考えるときは政府の対応として十分よく考えなくてはいけないと思う。
外務大臣会見記録 (平成11年12月21日(火)10:35~ 於:本省会見室)
紛争予防及び解決に関するG8外相特別会合及びマケドニア、コソボ訪問
(外務大臣)15日から昨日までベルリンにおけるG8外相会議、その後マケドニア、コソボ訪問で暫く留守をした。ベルリンG8外相会議は、紛争予防が今後の国際社会の重要なテーマとなるであろうとういことで、G8外相は一致して当たっている。ただし、これは難しい問題であって、一朝一夕に結論がでる話ではない。本年6月のケルンサミットで紛争予防の重要性が指摘されて以来、各国外相はこの問題についてそれぞれ考え、話し合ってきたが、今回の外相会議で一応の方向性を打ち出した。引き続き、来年のG8外相会合にもこの問題を引き続きテーマとして研究をし、その実効性について検討することになった。フィッシャー独外相から来年の議長国である日本に対し、引き続きこのテーマに取り組むようにとの要請をいただいた。また、現下の国際情勢である、コソボやチェチェンについても時間を割いて討議が行われたことは御承知の通りである。
その後、マケドニアに行ったが、同地域はコソボ周辺の難民の受入等で大変な負担をしており、わが国は、同国に対して、難民への対応をはじめ、マケドニアの国造りの支援を続けてきており、引き続き行う旨話をしてきた。
その後、コソボを訪問したが、爆撃後日本の外務大臣としてはじめの訪問となった。これまで、なかなか行けるような状況にはなかったが、今回はコソボ中心部まで入って行き、UNMIK、KFORの方々、大変努力をしておられる日本のNGO人達と会って、激励をしたり、話を聞いたり、こちらの支援に対する考え方を話した。また、数日前に共同臨時行政機構が立ち上がったが、それに参加したマケドニアの二つのグループのリーダー格の方々、これに参加していないセルビア系のリーダー格の方々とお会いし、それぞれ意見交換すると同時に、わが方からは是非この機構に参加をして十分話し合って民主的な多民族国家を造るために努力をして欲しいということを申し上げてきた。(問)G8で紛争予防について一応の方向性を打ち出したと述べたが、その方向性とはどういうことか。
(外務大臣)紛争処理が非常に重要だ、ということが一つ。紛争予防にあたってやらなければならない事柄、例えば小火器の問題、紛争が起こる背後にある経済的な問題、具体的に言えば、(不正)ダイアモンドの取引その他によって紛争が経済的に支えられている部分がある。こういう問題に何かしなければならないのではないか、こういういくつかの具体的な問題についても議論し、その対応についても検討していくという話があった。私からは来年議長を引き継ぐ立場から紛争予防は非常に重要であるが、かなり難しい側面があると述べた。紛争について考えると、3から4つのステージがある。紛争が始まった初期の段階でどう対応するかという問題、紛争が起こってしまった場合に持続的に紛争解決のためにどう対応するかという問題、紛争が収まった後の復興についてどう対応するかという問題もある。しかし、煙もでないうちに、しかし、状況から見て紛争の根本的な原因になる可能性のあるもの、例えば貧困、飢餓というもの、こういうものを取り除くことも紛争予防にとり重要なことである。つまり、紛争にも至らないが根本的な原因を取り除く作業を行う。しかし、そのために投資が行われても、紛争が起きる前に行われることであるから、みんなが理解してもらわないとやりにくい。そういうことをどうするかということもあるだろう。そういういくつかのレベルで考える議論の仕方もあるし、更にいくつかの議論を平面的に取らえて、政治的対応、経済的対応、その他の対応どうするか、横の対応も考えなければならない。時間を追って考える考え方と、一つ一つの事象を横に広げて考える考え方の二つの考え方がある。そういうことについても考えなければ、紛争予防にならないとの申し上げたが、各外相はそれはそうだ、日本のサミットの時にやってくれという話で、随分沢山の荷物を預かったなという感じが若干した。
北朝鮮関連
(問)北京での日朝赤十字会談・予備会談の現状如何。もう行われないのではという話もあるようだが。
(外務大臣)19・20日の2日間の予定で会談が行われた。会談は昨日も断続的に会談は行われているようであり、今朝方まで断続的に双方連絡を取り合って会談を行ったと伺っている。赤十字会談であるから、双方人道的問題について話し合っており、日本人配偶者のふるさと訪問、拉致問題、食料援助についてそっしょくに話し合った状況である。ただ、話し合いの結果相当理解が深まったときいているが、その結果、どういう結論がでたということまで至っていない。なお、日本側赤十字関係者は当初予定では午前中の便で帰国することになっており、ちょうど今頃、飛行場に向かうか向かわないかという状況ではないかと思う。
(問)赤十字の方が帰国されるということは・・・。
(外務大臣)まだ、帰国すると決まった訳でないので、ちょうど今ぐらいが判断の場ではないかと思う。
(問)今後改めて日朝赤十字会談の場が設定される可能性はあるのか。
(外務大臣)十分可能性はあると思う。この話は、お互いに双方の合意に向けて努力を続けることになるだろうと思う。
(問)日本側が拉致問題を出したら先方の態度が変わったということはないのか。
(外務大臣)そんなことは聞いていない。一つ一つこれをやったらどうだという報告より、全体的にいろいろな意見を述べ合っている状況である。本来なら2日間行って今回はお互いの意見を言い合ったねと、この次はどうしようとういうことで1回目が終われば一番みなさんが納得しやすいのでしょうけど、議論は必ずしもそういう議論ではなく、お互いがもう少しもう少しと欲が出あっているうちに時間がかかったということではないかと思う。
(問)政府間予備会談の見通し如何。
(外務大臣)本来は赤十字会談を済ませてから予備会談をということを考えていたが、今の段階ではもう少し現地の状況をはっきりしてからと思っている。(今は)現地から赤十字会談の報告を受ける段階と思う。これは相手のあることでもあり、政府等の考え方もあるだろうし、わが方はわが方としてこうやりたいということを整理したいと思う。まだ、赤十字会談が申し上げた状況ですので。
ロシア下院選挙
(問)ロシア下院選挙の結果について受け止め方如何。
(外務大臣)ロシア下院選は私どもの予想とそう違うものではなかった。プチン首相の支持政党グループが善戦している。共産党が第1位ではあるが、当初私どもが聞いていた通りであったが、それを追ってかなり善戦したと、今の段階では聞いている。
(問)プチン首相支持グループが善戦しているということは、来年春のエリツィン大統領訪日にどのようなプラスがあると考えるか。
(外務大臣)選挙についてはあくまで今まで報告を受けた結果について申し上げたわけであって、最終的な結果がでてからもう一度ご質問を頂きたい。
(問)プチン首相支持グループが伸びているということは日本政府としては歓迎しているという受け止めで良いのか。
(外務大臣)それは、そう申し上げて良いでしょう。ただ、これも今申し上げたように経過的問題であるので、そこは一つ御理解頂きたい。
外務大臣会見記録 (平成11年12月14日(火)9:12~ 於:院内大臣室前)(問)北朝鮮への対抗措置の制裁解除をするとの報道があるが、どのような理由からか。
(外務大臣)(本件は)まだ手続き中であり、まだ決まったわけではない。政党の意見を聞いているところである。しかし何れにせよ、村山訪朝団の成果をフォローすることは必要であると思っている。
(問)今後の日朝国交正常化交渉の見通し如何。
(外務大臣)まだスタートを切ったわけではないので何とも言えないが、アメリカ・韓国と北朝鮮との関係が少しずつ話し合い、或いは接触の度合いが増えているので、日本はそれらの国とは違った部分もあるが十分慎重に対応していきたいと思う。
(問)制裁解除までにどのくらい時間がかかるか。
(外務大臣)わからない。
(問)日朝国交正常化交渉の予備交渉の前までに制裁解除を行いたいとの考えか。
(外務大臣)そうしたいと思っている。
紛争予防及び解決に関するG8外相特別会合
(問)ベルリンで開かれる紛争予防会議へのご出席如何。
(外務大臣)国会の会期末にぶつかっており、国会の判断を頂かなくてはならない。来年はG8の議長国になるので、できるだけG8のみなさんとはうまく繋がるようにしたいと思っている。国会の会期末という重要な場面であり、最終的に国会の判断を頂かなくてはならい。
(問)紛争予防についての具体的な考え如何。
(外務大臣)日本も前々から苦慮してきたことだが、紛争に至るまでの最も初期的段階である飢餓や貧困等の問題にどう対応するか、つまり紛争が起こってから処理をするよりも、紛争にならないように対応する方がいかに重要であるかは誰もが認めていることだと思うが、これはなかなか計量的に計れない或いは見えないために重要度が評価されにくい状況がある。しかし、やっとそういう気運が出てきたことは大変いいことだと思う。この話は議論が深まっていけばいいと思うが、今度のG8の外相会談は、現在の国際情勢を考えるとどういう議論になるかわからない点もある。
チェチェン情勢
(問)チェチェン情勢についての立場如何。
(外務大臣)大変多数の犠牲者や避難民が出ているが、人道的見地から考えても大変問題だと思っている。ああいう状況を誰しも心配するのは当たり前だと思うし、大きな関心をもって見るのは当然だと思う。
外務大臣会見記録 (平成11年12月10日(金)9:30~ 於:外務省記者会見室)
北コーカサス避難民への100万ドル拠出、パナマ運河返還式典への特派大使の派遣、KEDO大使級理事会の開催(冒頭発言)
閣議、月例経済報告はいずれも提案通り、報告通りであった。本日自分(外務大臣)から3点皆さんにご報告することがある。
1点目は、北コーカサス避難民、いわゆるチェチェン共和国から流出した避難民が北コーカサス地方におよそ24万人流出していると言われており、大変厳しい状況を強いられているということである。こうした避難民の窮状を救うために人道的観点に立って、UNHCR、及びICRC(赤十字国際委員会)へそれぞれ50万ドル、総額100万ドルの拠出をする事とした。本日閣議でご報告を申し上げた。
2点目は、パナマ運河の返還式典に特派大使を派遣するということである。特派大使として、西村章三衆議院議員を派遣することを決定した。
3点目は、来週13日月曜日からKEDOの大使級理事会が東京で開かれることになっている。KEDO軽水炉プロジェクトの本格工事を開始するための理事会であり、これに関してKEDOと韓国電力との間で主契約の交渉が行われてきている。こうした問題を議論するために大使級の理事会が東京で開催されるわけである。皇太子妃のご懐妊報道関係
(問)皇太子妃雅子様のご懐妊という報道が出ているが、閣議で話題になったか。また大臣ご自身、このような報道を受けた感想如何。
(外務大臣)今朝TV、新聞の報道を拝見した。これらの報道だけではまだあまり申し上げられないが、自分(外務大臣)どもとしては待望久しいものがある。
自民党バーチャル総裁選関係
(問)自民党の中で、特に山本政務次官が政務次官になる前からかなり力を入れていたもので、自民党のバーチャル総裁選というインターネットを使った総裁選をやろうという試みがあって、安部議員や河野議員等、若手議員5人から一般の人に選んでもらおうというものが12日から13日まで投票が行われるが、このような試みが行われることについて、総裁経験者としての意見如何。
(外務大臣)政治と多くの国民の皆さんの距離を縮める、あるいは、自民党政治に対する関心を若い方々を中心に多くの人に持ってもらいたいという気持ちが込められているのではないかと思う。インターネットに親しんでいる人は、若い方だけでなく、相当年輩の方まで親しんでいるようなので、そうしたことを通じて政党や政治、政治家の考え方というものが、機械を通じてお茶の間に届く。いってみればやや双方向的なやりとりが行われるとすれば、一つの政治との距離を縮める意味はあるかと思う。
日朝関係
(問)一部報道で北朝鮮がクリスマス前の予備交渉を提案しているそうだが実際のところはどうか。
(外務大臣)聞いていない。
(問)日朝関連で、来週の火曜日14日には、政府として制裁解除の方針を決定して発表するといわれているが、そういった段取りで物事が進んでいるのか。
(外務大臣)これはまだプロセスであるので、どうなっているとか、どうなったとか申し上げる段階ではない。
大臣のコソヴォ訪問関係
(問)これも一部報道だが、大臣がベルリンに行かれた後にコソヴォに行かれるそうだが実際のところはどうなのか。
(外務大臣)国会の会期末が今の予定でいけば15日ということになるが、これはまだ終わった訳ではない。確かに16、17日とベルリンでG8の外相会議があるという予定ではあるが、まだ確たることは申し上げられない。
外務大臣会見記録 (平成11年12月7日(火)8:50~ 於:外務省記者会見室)(問)日朝国交正常化交渉の再開に向け今後何が最大のポイントとなるのか。
(外務大臣)とりあえずはいつから正常化交渉を始めるかと言うことであると思う。正常化交渉が始められることとなれば、そこから色々な問題が出てくると思う。自分(外務大臣)としては、どういう姿勢で臨むかと言うことは、良く党内及び政府部内の意見も聞いて、こちら側の腹を決めて臨むべきであると思う。
(問)野中自民党幹事長代理とはいつ会うのか。
(外務大臣)出来るだけ早く会おうと思っている。ただ、国会の予算委員会の質問もあるので、予算委員会の合間とか、また先方にも都合があるので、両方の時間がうまくあえばそう先でなくお目にかかりたい。
(問)それは1日、2日以内にもということか。
(外務大臣)そう考えていただいていいと思う。やはり、やって帰ってきて下さったわけであるから、そのお話は出来るだけ早く聞いた方がよいと思っている。
エリツィン大統領訪日
(問)昨日、日露次官級協議でエリツィン大統領の年内訪日が無理だということで、正式に外交ルートで先方から報告があったようだが・・・・
(外務大臣)これは、エリツィン大統領がイスタンブールで有馬政府代表と話をされたことと平仄もあっている。我々は日露首脳会談は極めて重要だから、準備を精力的にやれということにしている。
北朝鮮からの邦人の帰国
(問)週刊誌の報道で、かつて日本人の帰還事業で北朝鮮に渡った男性が極秘裏に北朝鮮から日本に帰国していたという報道があるが、外務省の立場如何。
(外務大臣)週刊誌の報道は承知している。ただ、個別の問題については、プライバシーの問題等微妙な問題があるので、コメントは控えるべきであると考えているので、ご勘弁願いたい。
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