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SDGs推進円卓会議広報分科会第五回会合の開催

SDGs推進円卓会議広報分科会第五回会合の開催(概要)

 令和4年5月10日(火)、持続可能な開発目標(SDGs)推進円卓会議広報分科会第五回会合が開催されました。

  1. 冒頭、消費者庁から最近の同庁のSDGsに関する取組等につき説明がありました。これに対し、民間構成員から、エシカル消費も含めた持続可能な消費については企業側の意識も変えていく必要性、被害防止に向けた消費者の情報リテラシーや相談窓口強化の必要性、消費者教育政策等の立案段階における市民社会団体・消費者団体参画の必要性が指摘される等、質疑応答や意見交換が行われました。さらに、民間企業の調査結果によれば、SDGsに関する市民の認知度が大変高まっており、消費者教育に取り組む上で非常に良い環境下にあること等が指摘されました。
  2. 次いで、2017年から実施しているジャパンSDGsアワードに関し意見交換が行われ、民間構成員から、主に以下のような論点が示されました。
    • 今後ともSDGs達成に向けた取組を一層加速させるため、具体的な行動については、そのインパクトや規模、行動変容への影響等を拡大する必要がある。
    • アワードへの応募団体の種別に一部偏りが見られるところ、過去にも遡ってこれを分析し、より幅広く様々な団体からの応募が得られるよう重点的なアウトリーチ活動を行うべき。
    • アワードへの応募団体やこれまでの受賞団体の横の繋がりを確立し、情報交換や受賞後のフォローアップなどを行うことができるようにすることも有益。
    • 一般的にSDGsに関する表彰制度には民間企業の社会的責任や貢献に焦点をあてたものが多いが、ジャパンSDGsアワードは、それらのみならず、様々な団体による国の政策に関わるような活動や公共性を持つ活動に光を当てていくべきではないか。
  3. 最後に、今回の議論を踏まえ、13日(金)に開催予定の第14回SDGs推進円卓会議にて本会合の報告を行うことで一致しました。

(参考:第五回SDGs推進円卓会議 広報分科会 参加者)

氏名 所属・役職
稲場 雅紀 GII/IDI懇談会NGO連絡会代表
大西 連 自立生活サポートセンター・もやい理事長
根本 かおる 国連広報センター所長
  内閣府 地方創生推進事務局
  内閣府 国際平和協力本部事務局
  消費者庁 消費者教育推進課
  総務省 国際戦略局 国際政策課
  法務省 大臣官房国際課
  外務省 国際協力局 地球規模課題総括課
  経済産業省 通商政策局 国際経済課・アジア太平洋地域協力推進室
  国土交通省 水管理・国土保全局 河川計画課 国際室及び水資源部 水資源計画課
  環境省 地球環境局 国際連携課
  独立行政法人 国際協力機構(JICA) 企画部 イノベーション・SDGs推進室