SDGs推進円卓会議広報分科会第一回会合の開催
SDGs推進円卓会議広報分科会第一回会合の開催(概要)
9月14日(月)、持続可能な開発目標(SDGs)推進円卓会議広報分科会第一回会合が開催されました。
- 冒頭、外務省、法務省、消費者庁、内閣府PKO事務局及び参加構成員から、各々のSDGs広報活動について共有がありました。
- 次いで、SDGsの発信にあたっての課題として主に以下のような論点が提示されました。
- SDGsの認知度は上がったが、相対化も進んだ。
- SDGsの諸課題に対する「自分ごと」の意識が低く、具体的行動に結びついていない。
- 国や自治体の施策と予算付けに関する発信が不十分。
- ジェンダーや貧困といった課題に対する一般の関心が薄い。
- 単なる普及・啓発のみならず,課題解決のために何が必要かという本質的な発信が必要。
- また、これらの課題を踏まえ、効果的なSDGs発信のあり方について、主に以下のような指摘がありました。
- 地球規模課題としてのSDGsに対する理解が薄く,対策が必要。
- マルチステークホルダーの観点から、各々がしっかりオーナーシップをもってSDGsの推進がなされることが重要。そのため、SDGs達成のために「誰しもが何かできる」というメッセージの発信が重要。
- SDGsが本来幅広い分野を包含する一方,一部の施策のみが強調されている。バランスをとって政府の施策と紐づけ、発信していくことが重要。
- 新型コロナで「誰一人取り残さない」重要性が再認識された。環境・社会経済をバランス良く見てもらえるような訴えを行っていくことが必要。
- 「行動の10年」の中で,東京オリンピック・パラリンピックや第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)を含め,今後の主要行事とSDGsの発信を効果的に絡めていくべき。
- 最後に,今回の議論を踏まえ,10月後半を目途に第二回会合を開催する方向で一致しました。
(参考:第一回SDGs推進円卓会議 広報分科会 参加者)
氏名 | 所属・役職 |
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稲場 雅紀 | SDGs市民社会ネットワーク代表理事 |
河野 康子 | 一般社団法人全国消費者団体連絡会前事務局長 NPO法人消費者スマイル基金事務局長 |
根本 かおる | 国連広報センター所長 |
内閣府 地方創生推進事務局 | |
内閣府 国際平和協力本部事務局 | |
内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付企画官 | |
消費者庁 消費者教育推進課 | |
総務省 国際戦略局 | |
法務省 大臣官房国際課 | |
外務省 地球規模課題総括課 | |
経済産業省 通商政策局 国際経済課・アジア太平洋地域協力推進室 | |
国土交通省 水管理・国土保全局 水資源部 水資源計画課環境省 地球環境局国際連携課 | |
独立行政法人 国際協力機構(JICA) 企画部 イノベーション・SDGs推進室 |