JAPAN SDGs Action Platform

SDGs推進円卓会議構成員との意見交換

SDGs推進円卓会議構成員と塚田地球規模課題審議官との意見交換(概要)

 6月18日(木)、持続可能な開発目標(SDGs)推進円卓会議構成員と塚田地球規模課題審議官との間で、オンライン形式による意見交換が行われました。

  1. 冒頭、塚田地球規模課題審議官から、昨年12月のSDGs推進本部会合において決定されたSDGs実施指針改定版に基づき、また、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、本年12月の同会合に向けて、今後、どのようにSDGsを進めていくかといった点や、円卓会議分科会の設置、関係省庁によるSDGsに関する取組との連携強化等について、政府の考え方を説明しました。
  2. これに対し、円卓会議構成員からは、概要以下の意見が表明されました。
    • 新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、脆弱な立場に置かれている人々を中心に様々な経済・社会課題において影響が出ており、今こそSDGsに取り組む必要がある。コロナ禍にあってむしろSDGsへの関心は高まっており、コロナ後の社会におけるSDGsのあり方について検討し、世の中に対して示していくべき。
    • 円卓会議分科会については、その役割や推進本部との関係を整理するとともに、アカデミアや各分野の専門家の参加を得て、日本のSDGsの取組の進捗状況の管理やモニタリング、重点分野や遅れがみられる分野に関する議論を深めていくべき。
    • 既存の枠組みとの連携を強化し、政策効果や広報・対外発信の効果を高めるべき。
  3. これらの議論を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえたSDGsのあり方に関する議論を更に進めていくこと、SDGs推進円卓会議分科会の設置に向けた調整を進めていくこと、及び7月にオンライン形式によりSDGs推進円卓会議を開催することで一致しました。

(参考:SDGs推進円卓会議構成員、五十音順)

有馬 利男 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン代表理事
稲場 雅紀 SDGs市民社会ネットワーク代表理事
大西 連 自立生活サポートセンター・もやい理事長
春日 文子 国立研究開発法人国立環境研究所特任フェロー
蟹江 憲史 慶應義塾大学大学院教授
河野 康子 一般社団法人全国消費者団体連絡会前事務局長
NPO法人消費者スマイル基金事務局長
近藤 哲生 国連開発計画駐日代表
宮園 雅敬 年金積立金管理運用独立行政法人理事長
田中 明彦 政策研究大学院大学長
根本 かおる 国連広報センター所長
二宮 雅也 日本経済団体連合会企業行動・SDGs委員長
損害保険ジャパン日本興亜株式会社会長
三輪 敦子 一般財団法人アジア太平洋人権情報センター所長
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク共同代表
元林 稔博 日本労働組合総連合会総合国際局長
山口 しのぶ 国連大学サステイナビリティ高等研究所所長