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今次訪日は、アロヨ大統領にとって就任後3度目の訪日、4度目の首脳会談となったが、これまでの協力の具体的進展を踏まえ、首脳間で今後の更なる両国の友好協力関係の発展に向けて、「平和と繁栄のために共に歩むパートナーシップ」構築について合意できたことは意義深い。
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日・フィリピン経済連携については、アロヨ大統領訪日前に2回の作業部会を開催したが、今次訪日の機会に首脳レベルで、次の段階に早期に移行できるよう作業を加速化させることで一致したことは、経済連携の実現に向け更なる推進力を与えるものであり有意義であった。
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ミンダナオ支援については、小泉総理より、同地域の平和と開発は地域全体の安定にとって重要であるとの認識を示した上で、テロと貧困との闘いを同時に進めるアロヨ政権を支援するためのミンダナオ支援パッケージを表明。アロヨ大統領はこれを高く評価し、現地メディアでも本件が大きく取り上げられた。
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国会演説には、小泉総理や川口外務大臣の他、多くの衆参両院議員の出席を得ることができ、アロヨ大統領よりは、演説の機会を与えられたことに対して深甚なる謝意表明があった。
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