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(概要) 平成14年12月4日 12月4日午後、日・フィリピン首脳会談が行われたところ、概要は以下のとおり。 なお、会談終了後、「日・フィリピン経済連携に関する共同声明」及び「平和と安定のためのミンダナオ支援パッケージ」が発表されたほか、両首脳の立ち合いの下、特別円借款「マニラ首都圏消防能力増強事業」及び「セクタープログラム無償資金協力」の2件に関する交換公文の署名式が行われた。 1.日・フィリピン経済連携 アロヨ大統領より、経済連携を「人の移動」の促進につなげたいとして、フィリピンの看護士や介護士の日本受け入れを求めるとともに、共同声明の合意を歓迎する旨述べた。小泉総理より、早期に次の段階に移行できるよう作業を加速化させたいと発言。 【別添1:日・フィリピン経済連携に関する共同声明】 2.対フィリピン投資環境 小泉総理より、2003年に日本経団連がフィリピンを含む東南アジアにミッション派遣を検討中である旨紹介しつつ、投資環境の改善につき引き続き積極的な対応を求めた。 3.ODA アロヨ大統領から、日本の経済協力、特にミンダナオ地域への支援に謝意を表明。小泉総理から、フィリピンによるODAの効率的活用を歓迎し、日本は厳しい財政状況の下、真に必要な協力については可能な限り支援していく旨述べた。 4.ミンダナオ支援 小泉総理より、ミンダナオの平和定着と開発はアジア全体の安定にとっても重要として、テロと貧困への闘いを同時に進めるアロヨ政権を支援するため、「平和と安定のためのミンダナオ支援パッケージ」を策定した旨表明。また、今回表明した「ムスリム・ミンダナオ自治地域平和・開発社会基金事業」(25億円)及びセクタープログラム無償資金協力(15億円)を含め、現時点でのミンダナオ支援は約440億円に上る旨述べた。 【別添2:平和と安定のためのミンダナオ支援パッケージ】 5.テロ・海賊対策 アロヨ大統領は、テロとの闘いにおける日本の重要な役割に言及の上、アジア地域でもアル・カーイダの脅威が現実に存在するとして、海上交通の安全確保等の重要性を強調。また、フィリピン沿岸警備隊に対する多目的船舶の日本からの供与について希望表明があった。小泉総理からは、両国の海上警備機関間の連携強化を期待する旨述べた。 6.日本ASEAN交流年2003 小泉総理より、フィリピンは2003年の交流年において、ASEAN側の最初の担当国(2月)として重要な役割を担っている、交流年事業の成功に向けて、積極的な取り組みを期待すると述べた。 7.2005年愛知万博 小泉総理より重ねてフィリピンの参加を求めたのに対しアロヨ大統領よりは、是非とも参加したいと考えているが、厳しい財政状況にあるとして、日本からの支援について希望が表明された。 |
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