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東京宣言
第1回アフリカ開発会議(TICAD
I
・1993年10月、東京)において採択され、アフリカ諸国と国際社会が共同でアフリカ開発に取り組む決意を表明した宣言。アフリカの開発にはアフリカの自助努力が必要であるというオーナーシップとパートナーシップの考え方の根本を提示した他、アジア・アフリカ協力や民間セクターの活用の重要性などに言及した。
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オーナーシップとパートナーシップ
アフリカ諸国民が、自らアフリカ開発の主役であることの自覚を意味する「オーナーシップ」は、アフリカの自助努力のうえに成り立つ精神であり、また「パートナーシップ」は、このようなアフリカの自立と自律を支援するため、国際社会の相互協力を高め、諸国間におけるアフリカ支援に向けた連携強化していく精神といえる。
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東京行動計画
第2回アフリカ開発会議(TICAD
II
・1998年10月、東京)において採択。「東京宣言」に基づき、数値目標を含み、「アフリカの貧困削減と世界経済への統合」をテーマとして、アフリカと国際社会のパートナーのそれぞれの行動目標を具体的に提示した。さらに「東京行動計画」に即した370のプロジェクトを記載した「例示リスト」も作成した。
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アフリカ開発のための
新パートナーシップ NEPAD
国際社会の援助に従属するのではなく、アフリカ自身の責任においてアフリカにおける貧困撲滅、持続可能な成長と開発、世界経済への統合を目指す。アフリカの自助努力をサポートする形で、国際社会がアフリカ支援のための連携を強化することを提示。
2001年7月のアフリカ統一機構(OAU)首脳会議にて採択された、アフリカ自身によるアフリカ開発のためのイニシアチブ(2001年7月に「新アフリカ・イニシアティブ(NAI)」として採択され、2001年10月にNEPADに改称)。NEPADの実施委員会、運営委員会、事務局を設置して活動を活発化している。
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TICAD(アフリカ開発会議)とは?
日本政府が、国連(アフリカ担当事務総長特別顧問室=OSAA および国連開発計画=UNDP)、アフリカのためのグローバル連合(GCA)並びに世界銀行との共催で開催するアフリカ開発をテーマにした国際会議のことです。
TICADプロセス、その意義
1993年から5年ごとに東京で開催し、2003年で第3回目、10周年を迎えるTICAD。日本のイニシアチブで、アフリカ諸国、G8等の援助国、アジア諸国、国際機関、及び地域機関、民間セクターやNGOをはじめとする市民社会といった、さまざまな開発主体を巻き込んで国際社会に広く認知・評価されているアフリカ開発のための包括的な枠組みです。
■1993年 東京
TICAD
I
第1回アフリカ開発会議
冷戦が終了し、アフリカへの関心が薄れかけていた時期に開催したことで、国際社会に対してアフリカへの関心を呼び戻すきっかけを作った。アフリカ開発に関する『
東京宣言
』を採択。政治、経済の各分野における協力を謳うと共に、
アフリカの自助努力(オーナーシップ)と国際社会の支援(パートナーシップ)
の相互作用に基づく国際協力と、アジア・アフリカ協力というその後のTICADプロセスを貫く基本哲学を初めて明文化。
■1998年 東京
TICAD
II
第2回アフリカ開発会議
「アフリカの貧困削減と世界経済への統合」がテーマ。
オーナーシップとパートナーシップ
の基本哲学に則った社会開発、経済開発、開発の基盤の3分野における数値目標まで含んだ『
東京行動計画
』を採択。
■2001年 東京
TICAD閣僚レベル会合
アフリカ52か国、アジア・欧米より28か国と32の国際機関・地域機関が参加。2001年10月に成立した「
アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)
」を国際社会が一堂に会して議論する初めての機会を提供した。
■2003年 9月29日~10月1日 東京
TICAD
III
第3回アフリカ開発会議
10年の歩み、TICADプロセスの検証と、具体的実現を目指した機会となる。
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