モルディブにおける津波災害に対する国際緊急援助隊・医療チームの派遣について
平成16年12月28日
- わが国政府は、インドネシア・スマトラ島沖で発生した大規模な地震により甚大な津波災害に見舞われたモルディブ共和国政府に対し、10名からなる国際緊急援助隊・医療チーム(団長、医師2名、看護師4名他)を12月29日(水)より派遣することを決定した。
- わが国としては、今回の津波災害の被災者に対する人道的支援の観点及び我が国とモルディブ共和国との友好関係に鑑み、同国に対し、国際緊急援助隊・医療チームの派遣を行うこととしたものである。
- なお、今回の決定に先立ち、12月27日(月)、わが国は同国政府に対して、約970万円相当の緊急援助物資(テント、毛布、発電機、ポリタンク、簡易水槽等)の供与を決定している。
(参考)
- モルディブでは、日本時間26日(日)午前10時頃、インドネシア・スマトラ島のアチェ特別州海岸沖で発生した大規模な地震により、大きな津波被害が発生し、首都マーレ島の約3分の2が浸水、死者52名、被災者数・避難者数数千人(27日(月)時点)が報告されている。
- モルディブ政府は、26日(日)、国家災害非常事態(State of National Disaster)を宣言するとともに、救援作業・被害調査・余波対策のための政府緊急タスク・フォースを設置するとともに、国際社会からの支援を要請した。また、同日夕刻には、今次津波災害の甚大さに鑑み我が国政府に対し、緊急援助(医療チーム派遣、緊急物資供 与)の支援要請がなされた。
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