バングラデシュにおける洪水災害に対するわが国の支援について
平成16年9月14日
- わが国政府は、9月14日(火)、洪水により被害を受けたバングラデシュ人民共和国に対し、飲料用井戸の設置等を目的として、国連児童基金(ユニセフ)を通じ、約94万ドル(約1億300万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定した。
- バングラデシュでは、本年7月のモンスーン季の豪雨により国土の広範囲にわたる地域において浸水被害が発生しており、700名以上が死亡、3,500万人以上が被災(14日時点)している。今回の災害を受け、わが国は青年海外協力隊による1万ドル相当の物資(浄水タブレット等)の供与のほか、8月6日、約2,800万円の緊急援助物資(医薬品、衣類、石鹸等の生活必需品セット)の供与を行うことを決定した。さらに、国連より国際社会に対し緊急アピールが発出されたことを受け、今般の緊急無償資金協力を実施することとした。加えて、同アピールを受けて、世界食糧計画(WFP)を通じた食糧援助の実施も行うこととしており、既に発表した緊急援助物資の供与と合わせ、今回のバングラデシュにおける洪水災害に対し、総額約620万ドルの支援を行うこととなる。
- わが国政府としては、今回の災害による被災者に対する人道的見地およびわが国とバングラデシュ人民共和国の友好関係にかんがみ、同国に対し、緊急無償資金協力を行うこととしたものである。
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