「国連持続可能な開発のための教育の10年」に関する決議案
の国連総会における採択について
平成14年12月11日
- 日本時間12月11日(ニューヨーク時間12月10日)、現在開会中の第57回国連総会(第2委員会)において、わが国が提案した「国連持続可能な開発のための教育の10年」に関する決議案が採択された。
- この提案は、わが国の働きかけにより、約40ヵ国が共同提案国となり、決議案は先進国と途上国の別なく幅広く支持され、満場一致により採択された。なお、本件決議案は他の決議案とともに総会に送付され、12月中に総会決議として採択される予定である。
- 「国連持続可能な開発のための教育の10年」は、8月26日から9月4日までヨハネスブルグにおいて開催された「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)」で採択された実施計画に、わが国のNGOの提案もあって、わが国が提案し盛り込まれたものである。わが国はこれを受け、関係省庁、国内NGO(非政府組織)、主たる役割を担う国際機関(リード・エージェンシー)となるユネスコ事務局と調整を行い、今回の国連総会に提出したものである。
- なお、今後は、決議案の中において本件のリード・エージェンシーに指名されたユネスコが中心となり、「国連持続可能な開発のための教育の10年」の内容について、各国政府、関係国際機関、NGO等との間で議論が行われ、詳細を確定の上、明年の国連総会において議論されることとなる。
- わが国政府としては、提案国として、国際社会において「持続可能な開発のための教育」を積極的に推進するために引き続きイニシアチブを発揮していく考えである。
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国際社会協力部 地球環境課 |
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