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(3)「変える会」最終報告と外務省改革「行動計画」
ODA改革については、川口外務大臣が就任直後に発表した「開かれた外務省のための10の改革」(骨太の方針)を受け、外務省改革の一環として、2月に発足した「変える会」でも議論されました。「変える会」は2002年7月に最終報告書を提出し、ODAについては、[1]無償資金協力の透明性確保、[2]ODA評価の拡充、[3]円借款の債権放棄に関する説明責任、[4]ODAの選定・実施過程の効率化確保のための具体的提言を行い、また、NGOとの関係について、[1]NGOとの協力関係強化、[2]NGO活動を支援する基盤整備等のための具体的施策を提言しました。
囲みI-30.「変える会」最終報告書のODA関連部分
外務省は「変える会」の提言を受けて、8月、外務省改革「行動計画」を発表しました。ODAとの関連では、[1]無償資金協力の選定・実施過程の透明性の確保、[2]ODA評価を拡充し有効性を検証するための施策、[3]円借款の債権放棄に関し国民への説明責任を果たすための施策、[4]ODAの選定・実施過程の効率化を確保するための施策が盛り込まれ、これらの諸施策は現在着実に実施されています。
囲みI-31.外務省改革「行動計画」のODA関連部分