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人権・人道

26.報告書パラ117に述べられている情報に関し、父親の家庭教育への参加奨励についての達成度及び残っている障害について示されたい。

(回答)
1.子どもにとって、家庭は初めて教育の行われる場であり,心身共に健やかな子どもを育てる上で、親の果たす役割は非常に重要である。

2.しかし、我が国では、都市化、少子化などの進展に伴い家庭の教育力の低下が指摘されているにもかかわらず、父親が子どもと一緒に過ごす時間や子育てを分担する割合が他の先進国に比して少ないとの調査結果が出されている。また、1996年7月にとりまとめられた中央教育審議会答申でも、ともすれば家庭教育は母親に責任がゆだねられがちで、父親の存在感が希薄であることが指摘されており、父親の家庭教育に対する責任の自覚が求められている。

3.このため、文部省では、家庭教育支援施策の一環として、父親の家庭教育参加の支援及び促進を図るため、職場内での父親のための家庭教育講座や「父親」をテーマにしたフォーラムの開催などを推進し、両親がともに責任をもって子どもの教育に当たることの大切さを啓発しているところである。

4.さらに、経済団体との懇談会等の機会を通じて、企業においても残業を少なくしたり、休暇を取得しやすくしたり、単身赴任をできるだけなくすなど、働く父親が家庭教育を担う親としての責任を自覚し、家庭で子どもと十分ふれあいをもてるよう配慮することを要請したところであるが、今後さらに父親の家庭教育への参加を支援・促進するための施策を推進する予定である。


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