デンマークでは、在デンマーク日本大使館、デンマーク外務省、芸術庁、日本関連団体・企業等をメンバーとする「日・EU市民交流年事業促進委員会」を立ち上げ、各種団体への交流年への参加・協力を幅広く呼びかけました。
市民交流年は、コペンハーゲンの王立図書館の大ホールにて開催されたオープニングイベント「Happy DJ 2005」にてよって華々しく幕開けされました。「Happy DJ 2005」には、ロストボル元文化大臣やデンマーク日本協会の名誉総裁のエリザベス王女殿下の臨席を賜り、その様子が地元テレビ局により30分番組に編集・放映されるなど、大きな反響を呼びました。
交流年の1年間を通じては、空手を習うデンマークのこどもたちによる日本の和太鼓演奏コンサート、日本人会によるイーエスコー城を舞台にした「日本文化デー」、オーフス大学での「日・EUセミナー」や国際問題研究所での「開発援助セミナー」、コリンフース博物館での江戸時代の文化や芸術を紹介する「江戸展」、デンマーク合気道連合による「合気道 in デンマーク」など、文化、芸術、音楽、学術、スポーツ等の多岐にわたる総計54件のイベントが行われ、交流年は大きな盛り上がりを見せました。12月7日には、コペンハーゲン市庁舎大ホールにおいて、これまで交流年事業に参加してきた日本関連団体等の参加・協力を得て、両国市民約700人が参加した「祭」が開催され、交流年の締めくくりを飾りました。
デンマークにおける市民交流年は、イベントの開催により、日本関連団体の活動の強化、各種団体の草の根レベルの協力体制の構築・強化に成功するとともに、様々な分野に亘る市民レベル交流の促進が活発に行われたことにより、日・デンマーク二国間友好関係の一層の強化につながりました。 |