国連世界食糧計画(WFP)による地域総合開発支援
(緒方イニシアティブ・フェーズ2)
平成14年10月
総額 |
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12,587,273米ドル |
期間 |
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2002年11月~2003年4月-6月(6-8ヶ月) |
1.概要
(1) |
事業目的:カンダハルを中心とした地域(アフガニスタン南部)、ジャララバードを中心とした地域(同東部)、及びマザリシャリフを中心とした地域(同北部)において、帰還民・国内避難民(IDPs)約23万人に対する食糧援助(労働の対価に食糧を支給する Food for Work 事業)を行い、IDP家族の故郷への帰還と持続可能な再定住を支援し、帰還家族の食糧安全保障を確保する。
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(2) |
配布食糧:26,804トン
(内訳)穀物 26,300トン、食用油 130トン、豆 288トン、砂糖 86トン
カンダハル地域(南部) |
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10,200トン |
ジャララバード地域(東部) |
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9,360トン |
マザリシャリフ地域(北部) |
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7,240トン |
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2.プロジェクト内容
帰還民の定住支援のためのFood For Work事業(26,804トンの食糧援助)
(1) |
食糧生産能力向上のための灌漑施設整備
運河、伝統的な貯水池(ナヴァル)、伝統的用水路(カレーズ)の修理を行う。
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(2) |
定住のための井戸を掘削
村落につき1~2基の井戸を掘削する。
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(3) |
帰還のための主要道路の整備
難民・避難民キャンプから帰還民の多い村落地域にいたる主要道路を選定し、工事を行う。
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(4) |
洪水防止のための小規模ダム、土堤防の建設
帰還民及び帰還地住民を動員し洪水防止小規模ダム及び土堤防の建設を行う。
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(5) |
貧困IDP救済のための食糧配布
受益者は、南部地域で約8千家族を予定している。但し、単なる食糧配布に留まるものでなく、1家族で1名が再定住の地での Food for Work 事業に参加する。
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