UNHCRを通じたアフガニスタン地域総合開発支援
(緒方イニシアティブ・フェーズ2)
平成14年10月
総額 |
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11,541,913米ドル |
期間 |
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2002年11月から2003年7月まで(9ヶ月間) |
1.概要
事業目的:カンダハル(南部)、マザリシャリフ(北部)及びジャララバード(東部)を中心とした地域に、地方開発・復興へ向けた支援として、所得創出事業、インフラ整備、仮設住居建設などの環境を整備するとともに、来る冬に備えた越冬対策支援を行い、帰還民の定住化が持続的なものになる環境を整備する。
2.事業内容
(1) |
緊急所得創出事業
帰還民の生計手段を確保し、自立支援するために必要な若干の初期資金援助及び雇用のための技術訓練を実施。また脆弱な家族に対し、布団、ストーブの生産に必要な原材料を支給し、労働への対価を払い、完成品は帰還民に無償で配布する。
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(2) |
インフラ整備
(イ) |
市場へのアクセス機会を増加する目的で、約260キロ分の地方道路を修復する。
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(ロ) |
農産物の生産能力を向上する目的で、約38キロ分の灌漑を整備する。
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(ハ) |
帰還民の多い地方地域を中心に、14戸分の診療所を修復する。
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(3) |
仮設住居の資材供与
8700戸(南部に2,650戸、北部に3,000戸、東部に2,850戸配分)の仮設住居を建設するために必要な資材を供与する。
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(4) |
越冬対策
プラスティックシート(2万5千世帯分)及び毛布(約10万3千人分)を供与する。 |
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