国連人間居住計画(UN-HABITAT)による地域総合開発支援
(緒方イニシアティブ・フェーズ2)
平成14年10月
1.概要
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事業目的
カンダハル都市部、ジャララバード都市部、マザリシャリフ都市部における生活基盤の安定化のための居住区改善事業(仮設住宅建設、水供給システムの改善)の実施により、都市部に集中しつつある帰還難民等の定住化を促進させるとともに雇用機会の創出を通じ地域経済の活性化を図る。
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実施期間:2002年11月~2003年4月
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支 援 額:総額2,603,095米ドル
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2.事業内容
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仮設住宅の建設:
長年の内戦で居住不可能な状態となっている都市部において急速に増加しつつある難民・避難民等の定住化促進を図るため、仮設住宅の基幹となる資材の供与及び労賃の補助等を行い仮設住宅を建設する。
(イ) |
対象地域:カンダハル都市部、ジャララバード都市部
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(ロ) |
建設戸数:3500戸(カンダハル:2000戸、ジャララバード:1500戸)
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(ハ) |
雇用者数:延14万人・日(労賃総額:28万ドル)
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(2) |
水供給システムの改善:
過去整備されていた水供給施設が現在壊滅状態となっている都市部において、難民・避難民の帰還により今後急速に増加する飲料水に対する需要に対処するべく、地元自治体等との連携、建設労働者となる帰還者等との協力のもとで水供給システムの再構築、拡充整備を行う。
(イ) |
対象地域:マザリシャリフ都市部
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(ロ) |
改善内容:水中ポンプの設置、導水管の整備、ハンドポンプの設置(300台)、深井戸の整備、貯水所の設置等
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(ハ) |
雇用者数:延4万5千人・日(労賃総額:9万ドル)
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