イラク(サマーワを含むムサンナー県)におけるムサンナー県保健局に対する救急車32台の供与式について
平成17年3月13日
- わが国の草の根・人間の安全保障無償資金協力によるムサンナー県保健局に対する救急車32台の供与式が、3月13日(日)16時(現地時間10時)より、サマーワの陸上自衛隊宿営地内で行われ、わが国より外務省サマーワ連絡事務所長、陸上自衛隊イラク復興支援群長及び陸上自衛隊関係者等が、イラク側より、ムサンナー県保健局長、サマーワ総合病院院長及び同県医療関係者等がそれぞれ出席した。
- 今回の救急車の供与により、ムサンナー県の医療輸送体制の立て直しが図られ、これまで十分な医療サービスを受けることができなかったムサンナー県の住民を始め、ムサンナー県近郊の住民が適切な医療サービスを受診出来る体制に向け改善が図られることとなる。
- 今回の供与は、これまでにわが国が支援しているサマーワ総合病院を含む「南部地域主要病院整備計画」や「ムサンナー県プライマリー・ヘルス・センター整備計画」等の緊急無償や医療保健分野における草の根・人間の安全保障無償資金協力、更には陸上自衛隊による医療分野における人道復興支援活動との相乗効果が期待される。
(参考)
- わが国は、昨年9月17日に、ムサンナー県保健局に救急車32台を配備するために、約135万ドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力を決定した。
- また、この救急車に必要となる無線機を調達するために、本年1月14日に、約12万ドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力を決定した。
- 今回の供与式では、上記無線機を救急車32台に取り付けた上で、ムサンナー県保健局に引き渡した。
|