第2回国際教育協力日本フォーラムの開催について
平成17年1月25日
- 外務省は、文部科学省、広島大学、筑波大学との共催により、2月8日(火)、学術総合センター・一橋記念講堂にて、「第2回国際教育協力日本フォーラム(Japan Education Forum)」を開催する。
- このフォーラムでは、わが国より逢沢一郎外務副大臣が主催者代表挨拶を行う予定である。また、基調講演者として南アフリカ共和国のナレディ・グレース・マンディサ・パンドール教育大臣、パネリストとしてルワンダのジャンヌダルク・ムジャワマリヤ初等・中等教育担当閣外大臣等が参加する予定である。
- 今回のフォーラムは、2005年が「万人のための教育」および国連ミレニアム開発目標(MDGs)の初・中等教育における男女間格差解消の達成目標年であることを考慮し、「女子教育の普及―発展途上国の視点」を主要テーマとしている。
- わが国は、ODAを通じて「万人のための教育(EFA: Education for All)」の推進を積極的に支援している。2002年6月には「成長のための基礎教育イニシアティブ(BEGIN: Basic Education for Growth Initiative)」を発表し、この分野での国際協力を強化してきている。このフォーラムは、同イニシアティブの具体的な取り組みの一つとして、また文部科学省が推進している初・中等教育分野の国際協力強化を目的とした「拠点システム」事業の一環として行われるものである。
(参考)
- このフォーラムは、一般公開(事前登録制。総勢250-300名程度)であり、参加者の募集は関係機関のホームページ等を通じて行われる。
- 「万人のための教育」
2000年にセネガルのダカールで開催された「世界教育フォーラム」において「2015年までの初等教育の完全普及」など6つの目標が採択され、開発途上国における教育の現状を改善し、万人に教育へのアクセスを確保すべく行動を起こすことが合意された。
- 「拠点システム」
国際教育協力に実績のある広島大学、筑波大学が中核となって国公私立大学、NGO(非政府組織)、民間企業等からなるネットワークを形成し、わが国の協力経験の共有化や教育経験の活用などに取り組んでいる。
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