スマトラ沖大地震およびインド洋津波被害に対する国際緊急援助隊・医療チーム第三次隊の派遣について(インドネシア)
平成17年1月17日
- わが国政府は1月17日(月)、今回のスマトラ沖大地震およびインド洋津波被害における支援として、インドネシア政府に対し、12月29日に派遣決定した一次隊、1月7日に派遣決定した二次隊に続き、感染症分野等の専門家を含む国際緊急援助隊・医療チーム第三次隊(約20名)を派遣することを決定した。第一陣8名(外務省1名、医師2名、看護師3名、薬剤師1名、国際協力機構1名)は1月18日に日本を出発する予定。
- 現在派遣されている医療チーム二次隊は、21日に帰国予定であるが、今後現地では公衆衛生、感染症対策等が課題となっていることから、今般、同分野の専門家を含む国際緊急援助隊・医療チーム第三次隊の派遣を行うこととしたものである。
(参考)
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インドネシアでは、今回の地震災害により、同国内において11万人以上が死亡したとされているほか、負傷者及び避難民も多数発生しており、避難民は劣悪な衛生状況におかれている。
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(2) |
わが国政府は、今次災害においてインドネシア政府に対し、以下の緊急支援を行っている。
(イ) |
緊急援助物資(総額約3,900万円相当。テント、毛布、発電機等)の供与 |
(ロ) |
緊急無償資金(150万ドル:緊急用食糧・医療関係機材)の供与 |
(ハ) |
国際緊急援助隊・医療チームの派遣 |
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(3) |
1月1日に小泉総理大臣コメントにおいて表明した、緊急支援措置として無償で供与する当面5億ドルのうち、約1億4千6百万ドルをインドネシア政府に直接供与する他、国際機関を通じた支援にあてられる2億5千万ドルについても、インドネシアにおける支援活動に大きく貢献するものとなる。
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(4) |
また、国際緊急援助隊法に基づき自衛隊部隊の派遣を決定(1月4日)。援助物資輸送や衛生状況改善のための支援を実施中。 |
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