イラク(サマーワを含むムサンナー県)における草の根・人間の安全保障無償資金協力の実施について
平成17年1月7日
- わが国の草の根・人間の安全保障無償資金協力により供与された資金を活用し、ムサンナー県水道局に供与された浄水装置6基のうち2基が、今般ムサンナー県のヒラール(サマーワ市から西へ約25Km)及びマジッド(サマーワ市から西へ約10Km)に設置された。
- 同浄水装置の供与式は、1月8日(土)午後4時(現地時間同日午前10時)より、ヒラールにある浄水装置設置場所にて行われ、イラク側よりヒラール評議会議長、マジッド評議会議長、ムサンナー県水道局長、わが国より外務省サマーワ事務所および陸上自衛隊関係者等がそれぞれ出席した。
- 今回の支援を通じて衛生上安全な水を供給することにより、ムサンナー県における給水事情の改善に貢献することが可能となり、住民の民生の安定が期待される。
- ヒラールおよびマジッドは交通網の整備が遅れており、安全な水の確保が特に困難な地域である。今回の供与式では、供与された装置により浄水された水が給水車で運ばれる様子に、地元関係者から喜びの声があがった。
(参考)
- 昨年、わが国は草の根・人間の安全保障無償資金協力により、ムサンナー県水道局に対して浄水装置6基の供与を決定している。
- そのうち1基については、昨年12月にムサンナー県ダラージ(サマーワ市から東へ約50Km)において設置完了し、残り3基についても、近くムサンナー県サマーワ市内及びブサイヤ(サマーワ市から南東へ約100Km)において設置完了する予定である。
- ヒラールの浄水装置の映像データを、希望される社に提供させて頂きます。
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