イラク復興支援経済協力事業について
平成16年12月28日
- わが国は、イラク復興支援の一環として、本28日(火)、新たに直接支援によるプロジェクト(総額約100億円、約9,100万ドル相当)を実施することを決定した。
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救急車整備計画(イラク保健省) 58億3,000万円
イラク保健省に対し、救急車700台の購入のために必要な資金を供与するもの。これら救急車は、イラク全土の保健省傘下の病院等に配備され、各地域における疾病・障害患者の緊急輸送等のために活用される。
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警察用バスおよびオートバイ整備計画(イラク内務省) 26億2,100万円
イラク内務省に対し、150台の警察用バスおよび500台の警察用オートバイを購入するために必要な資金を供与するもの。これらは、治安情勢に応じてイラク全土に配備される。
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ムサンナー県プライマリー・ヘルス・センター整備計画(ムサンナー県保健局) 8億6,600万円
ムサンナー県における基礎医療水準の向上を図るため、ムサンナー県保健局に対し、県内に所在する32箇所のプライマリー・ヘルス・センターに対し医療機材等の購入のために必要な資金を供与するもの。
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サマーワ市ゴミ処理機材供与計画(サマーワ市民生局) 6億5,800万円
サマーワ市に対し、ゴミ収集車、ゴミ用コンテナ等のゴミ収集用機材を購入するために必要な資金を供与するもの。
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- わが国は、昨年10月、イラクに対する「当面の支援」15億ドルの無償資金の供与を発表しており、今回の支援はその一環として行われるものである。
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