イラク(サマーワを含むムサンナー県)における草の根・人間の安全保障無償資金協力の実施について
平成16年12月12日
- わが国政府は、フランスのNGO(非政府組織)・アクテッド(ACTED, Agency for Cooperation and Technical Development)に対し、「ムサンナー県安全な水へのアクセス改善計画(第2次)」の実施のため、総額約35万3,000ドル(約3,900万円)の草の根・人間の安全保障無償資金協力を行うことを決定した。
- アクテッドは、ムサンナー県の中でも給水施設が特に脆弱な地域に対し、給水車による給水活動を実施している。しかしながら、資金不足から、この活動を実施することが困難になりつつあることから、給水車両44台分のレンタル料など「ムサンナー県安全な水へのアクセス改善計画」に必要な資金につき、わが国政府に対し支援を要請してきたものである。
- この計画の実施により、同県の中心都市であるサマーワ市南部、ムサンナー県郊外の住民約6.7万人に対して衛生上安全な水を供給することが可能となり、これを通じて同地域住民の民生の安定が期待される。
- わが国は、4月に決定した草の根・人間の安全保障無償資金協力「ムサンナー県安全な水へのアクセス改善計画」において、ACTEDの同様の活動を支援してきているが、本計画は、この継続案件にあたる。
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